付録につられて、電撃ホビーマガジンを買ったら、袋綴じページが・・・。
何を考えてるんだ?


デカレンジャー第37話「ハードボイルド・ライセンス」です。

○東武東上線の踏み切り。
若い女性を襲うアリエナイザー!
襲われた女性の首筋から、一輪の白い花が・・・。
それはすぐに、青く変色する?
フードをすっぽり被ったアリエナイザーが、その花を摘む・・・。

この事件は、若い女性の突然死として処理され、
デカベースには報告されなかった。
しかしこれは、この後起きる悲劇の序章だったのである・・・。

○オープニング
テレサ役の田中千絵さんは、「ほのぼのレイク」のCMで曙と一緒にシーソーに
乗ってます。
クロード役の辻本祐樹君は、「ウォーターボーイズ」の辻君。

○めかし込んで外出するホージー。
会談の踊場のミラーで、身だしなみをチェック。
[OK!Perfect!」青
通りかかったセンちゃんが、
「なに回ってんの?」緑
「気にするな、センちゃん。
フフッ、Good luck!」青
「?」緑

踊場で踊る人、初めて見た。

その疑問を引きずったまま、デカルームへ。
「どうしたんだ、センちゃん?」赤
「いや〜、今夜非番のホージーが、やけにめかし込んで、
メッチャメチャ、ウッキウキで、出かけてったんだよね〜」緑
「めかし込んで、ウキウキ?」黄
なんだ、そのポーズは?
「!、怪しい!」赤・桃
「あ!、ボス、おそらく背後に女性の存在が!!」桃
「相棒の野郎!ボス、すぐに捜査しましょう!!」赤
「・・・バカ」犬

あなたも、つっこんだでしょう?

「どんな人でしょうか?美人ですかね?!」鉄
「ま、俺の彼女よりは落ちるだろうけどな!」赤
「え?先輩いるんですか?」鉄
「ん?いないけど・・・」赤
ボス以外、ずっこける。
「しかし、彼女までゲットか。ホージーの奴、やっぱり最高に乗ってるな。
実はあいつは今、特凶昇進試験に挑戦中なんだ。
すでに第4次試験まで、パーフェクトにクリアして、最終の実地試験を残すのみ
になっている」犬
「全然知らなかった・・・」桃
「憧れの・・・金バッジ?」黄
「専門クラスにも入らずに、通常の職務をこなしながら、あの凄まじい量の勉強
をするなんて・・・」鉄

日本の警察でも昇進試験前には、出動の少ない機動隊に転属になって、
そこで試験勉強するってことはあるそうですから。

「ナンセンス?」黄
「いえ、Marvellous・・・。凄いです」鉄
「励ましてくれる人の存在が大きいのかも知れんな・・・」犬

マーベラス、チェンジ・レオパルドン!(違)

○バー
ギターで弾き語りをしている女性歌手。

雨降る街角、私も濡れる。
朝には止むよと微笑むあなた。
嗚呼、二人の愛は、永久に廻るメリーゴーランド・・・。

「胸に沁みたぜ、テレサ。
君の歌は、聴くたびによくなる」青
「ありがとう。宝児さんはどう?試験の調子」十
「もちろん、パーフェクトで最終段階さ。
次の事件を、本部の決めた条件の中で、解決すればいい。
どんな事件が起こるかわからないけど、俺は絶対合格する自身がある」青
「そうね、宝児さんなら」十
テレサはワインを口に含み、むせた。
「大丈夫か、テレサ?」青
「・・・むせちゃった。この星のお酒、マイク星人の私には、きついんだもん・
・・」十

歌手だから、マイク星人?

ホージーは、視線に気づいた。
「!」青
階段に男が立っていた。
「クロード」十

相棒はウラシマン(違)

「やあ、久しぶり」青
「帰ろう、姉さん。無理して働かなくてもいいって言っただろう!」千
テレサの手を引いて、店から連れ出そうとするクロード。
「無理なんかしてない。私は好きなの。
・・・歌うことが」十
それだけじゃないことに、クロードは気づく。
「・・・今夜はなるべく、早く帰って来いよ、姉さん」千
彼女を置いて、クロードは帰っていった。
「どうも、嫌われてるな・・・」青
「ごめんなさい。
親を亡くして、姉弟二人っきりで苦労してきたから・・・。
あまり人を信じられないみたいなの。
本当は、優しい子なの・・・」十
「わかってるさ。君の弟だからな」青

○公園で、二人目の犠牲者が出た!
警視庁の警官が駆けつける。
フラッシュライトに浮かび上がるアリエナイザーの素顔!

○テレサをアパートに送るホージー。
部屋に入ろうとする彼女を呼び止める。
「テレサ・・・」青
「・・・ごめんなさい。やっぱり、あたし・・・」十
「地球人じゃないから、マイク星人だから気にしてるのか?」青
「そうじゃない。そうじゃ・・・ないけど・・・」十
「だったら・・・!」青
SPライセンスのコールが、ホージーの言葉を遮る。
『ポイント347に、アリエナイザーが現れた。
OLを殺害した上、職質の警官2名に重傷を負わせ、逃走中だ。
ホージー、非番のところ悪いが、急行してくれ』犬
「Roger。・・・また連絡する」青
ホージーは、現場へ向かう。

酒飲んでましたよ?

○アリエナイザーを、地下駐車場へ追い込むデカレンジャー。

始が突っ込んできそうな駐車場だ(違)。

「フォーメーションR2。行きますか!」緑
「よっしゃ!相棒の代わりは後輩、お前だ!」赤
「Roger!」鉄
仕掛ける前に、ブルーが駆けつけた。
「遅れてすまん!」青
「ずるいぞ相棒!俺にことわりもなく、彼女なんかつくって!!
特凶試験のことの内緒にしやがって!」赤
「無駄口たたくな!アリエナイザーはどこだ?」青
「この地下駐車場のどこかに、潜伏中よ!」桃
「OK!SWATモードだ!」青
熱感知システムを使い、探索を始める。
「そこだ!!」青
発見され、走り出すアリエナイザー!
「止まれ!止まらないと撃つぞ!!」青
当然止まらない。射撃開始!
一発がアリエナイザーの右腕に当たった!
緑色の体液が・・・。

貴様、アンデッド!?(違)

「動くな!」青
半包囲したデカレンジャーに蔦攻撃を放ち、爆発に紛れて非常口から逃走。

○被害者の検死結果が出た。
体内から、特定の栄養素だけが消失していた。

塩?・・・それはスタートレック。

「実は、数日前にも、同じ所見の変死者がいたことが判明している」犬
「と言うことは、同一犯か」青
その時、本部のヌマ・O長官から直通連絡が入った。
『特凶候補生、戸増宝児!
報告と同様の変死事件が、七つの惑星において、数十件発生していたことが判明
し、
本件は広域指定事件となった。
そこで君に、特凶試験の最終課題を与える。
この事件を、48時間以内に解決せよ!』沼
「Roger!!最善を尽くします!」青
早速端末を操作するホージー。
「特凶になって、別の星に配属されちゃうのは寂しいけど、
みんな応援してっから!頑張れよ、相棒!!」赤
「サンキュー。でも相棒って言うな」青
今度は、スクリーンにスワンさん。
遺留品を検査した結果・・・。
『おそらく犯人は、マイク星人の男性よ!』白
「!・・・マイク星人?」青
「どうしたホージー?心当たりがあるのか?」犬
「・・・いえ・・・」青

○東武東上線が見える、部屋の窓辺で歌っているテレサ。
ちょっと咳き込んだ時、クロードが帰ってきた。
「クロード、どうしたの?」十
「・・・なんでもないよ、姉さん」千
姉を気遣う彼の手には、青い花が握られていた。
「この星でも見つかったの?その花」十
「ああ。・・・ウッ!」千
腕が痛む・・・。
「それを摘むために、何か危ないことしてるんじゃないの?」十
「心配性だな、姉さんは。谷間に咲いていたのを、摘んできただけだよ」千

谷間?
渋谷?千駄ヶ谷?茗荷谷?市ケ谷?幡ヶ谷?(違)
東京には、山も谷もある。

「それより、今度こそ!」千
クロードは、花びらを絞った液を顕微鏡に載せる。
「・・・凄い!
今までの星で採取したエキスに比べて、劇的な変化だ!
これなら、姉さんの病気もすぐに治るよ!!」千
「本当に?!」十
「ああ!・・・あと少し、この花を集めれば・・・」千
「じゃあ私、本気になってもいいの?」十
『・・・あの刑事のことか・・・』千
誰か来た。
「俺が出るよ」千
ドアの外には、ホージーが制服姿で立っていた。
「!・・・姉に何か用ですか?」千
「君に聞きたいことがあるんだ」青

○線路際にクロードを連れ出したホージー。
「なんですか?」千
ホージーは無言で、彼の袖をまくった。
彼の腕には包帯が巻かれ、緑の血がにじんでいる。
「これは俺から受けた傷だよ」青
「・・・だったら、だったらどうだって言うんだ!」千
「重要参考人として、連行することになる」青

参考人は、犯人じゃないので、連行は出来ません。

「両親を宇宙船の事故で亡くしてから、姉さんはいつも自分を犠牲にして、俺を
守ってくれたよ・・・。
そんなに辛くても、きっといつか幸せになれるから頑張ろうってね。
俺は努力して、異例の速さで医者になった!」

医者のわりには、包帯の巻き方が雑だ。

やっと俺たちにも、幸せが来たと思った。
でもその矢先に!」千
有害な鉱山惑星ガイガミュラで働いた彼女は、宇宙放射線病(違)になってし
まった。
「姉さんが元気そうに見えるけど、このまま放っておいたら、あと僅かしか生き
られないんだ!!」千
「!!
・・・テレサが?」青
「俺はあの花を、青く咲かせる物質が特効薬になることを突き止めた。
そして、あちこちの星で人体実験を重ねた結果、
やっとこの星の若い女の体に、最適な物質を見つけたんだ!」千

ブラコ星人(違)

「なんと言われようと、俺は姉さんを助ける!!
俺がやるしかないんだ!!」千
「・・・」青
愕然となったホージー、彼を追うことも出来ない・・・。

・・・動機は栞ちゃんパパに近い。

○テレサは歌う。

生まれた私が悪いとしたら、命を捨て去るつもりでいたの。
嗚呼、あなたがくれた、私だけのぬくもり。
昔の私に別れを告げて、聞こえる鐘の音、喜びの唄。
嗚呼、いつか見た夢・・・。私だけのぬくもり。

○自転車置き場で女性を見つけたクロード!
だが、弟を気遣う彼女に、姉の姿を重ねて見てしまった。
躊躇っているうちに、彼女たちに気づかれ、逃げ出すクロード。

○テレサの部屋を訪ねるホージー。
意を決してドアノブに手をかけたとき、SPライセンスからコール。
『ホージー、ポイント315に逃走中のアリエナイザーが現れた。
若い女性を殺害しようとして、未遂のまま逃走中だ。
市民の安全のために、一刻も早く奴を発見するんだ!』犬

殺害しようと・・・って、アリエナイザーの姿で立ってただけじゃないか?

「・・・」青
無言で通信を切るホージー。

通過する電車の振動か?
ホージーと二人で撮った写真が倒れた・・・。

「!」青
決意して、SPライセンスをチェンジモードに!

○出動するデカレンジャー。
「いいかみんな、この事件は相棒の特凶最終テストだ!
援護はいいけど、絶対とどめのとこででしゃばんなよ!」赤
「そっくりそのまま、その言葉を返すよ、バン!」緑
「そうそう、先輩が一番危ないですからね!」鉄
「なんでだよ?」赤
「まったく自覚なし・・・」黄

男は全員、踊場の鏡で身だしなみをチェックしていく・・・。

○ギターを持って、部屋を出るテレサ。
折悪しく、雷が鳴る。
傘を手に取る。

○逃走しながらも、若い女性を物色するクロード。
ターゲットを定め、そのまま尾行して地下道で襲う!
「待て!!」青
「!」千
振り向くと、デカブルーが立っていた。
無言でSPライセンスをジャッジメント・モードで向ける。

○テレサの前で、歩行者用信号が緑の点滅から赤に・・・。
雨が降り出した。

○判決が出た。
「俺がいなくなれば、姉さんは死ぬんだぞ。
それでもいいのか?!」千
「俺は・・・刑事なんだ・・・」青
「姉さんを好きだって言うのは、嘘だったんだな!!」千
「・・・嘘じゃない。愛している」青
クロードにディースナイパーを向ける。
逃走を図るクロード!
階段を駆け上がり、この期に及んで女性を襲おうとする!
ディースナイパーが火を噴いた・・・。

テレサが通りかかると、地下通路の入り口に人だかりが・・・。
「?」十
人ごみを掻き分け、奥へ進んでみる。
「・・・クロード?」十
弟の変わり果てた姿を、彼女は見てしまった・・・。
「クロード!!クロード!!」十
彼の亡骸を抱き起こし、号泣するテレサ・・・。
立ち尽くすデカブルー。

デカレンジャーが到着した時も、現場はそのままだった。
土砂降りの雨が、ホージーの涙を隠してくれる。

○ホージー宛にスペシャルポリスの金バッジが届いたが・・・。
「・・・辞退したんですか、相棒。特凶になるの・・・」赤
「ああ」犬
「あんなに憧れてた特凶の試験に、合格したのに・・・」桃
「その後、彼女は?」黄
「行方不明だそうだよ・・・」緑
「あの時、メディカルセンターに運び込まれた彼女の体は、回復に向かってた
わ」白
「クロードの治療が、それなりに功を奏したんでしょうか?」鉄
「それよりも、地球に来てからの彼女に、
『生きたい』と言う思いを強くする、何かがあったんじゃないかしら」白

○喪服を着込んだホージーは、花を片手に墓地を訪れた。
こっちにやってくる尼僧。
「!」青
「!」十
テレサだった。
「・・・」青
「・・・」十
テレサは一礼して、言葉を交わすことなく、通り過ぎた。
ホージーも彼女の気持ちを察し、声をかけることはなかった・・・。


○オマケコーナー
雰囲気ぶち壊しで、デカスワン特集!
「スワンさんの、華麗な変身、デカスワン!」黄
「かっこい〜!すご〜い!さすがスワンさん!
これからは一緒に、戦いましょうね!!」桃
「ダメよ!私、4年に一度しか変身しない主義なの!」白
なぜかマーフィーの尻尾がインサート?
「オリンピック・ヒロイン?」黄

日暮熟睡男か?
もう「デカスワンは出しません!」という意味だろうか?


35話に続いて、湿っぽいお話。
あの雰囲気が予告までもたないのもちょっと・・・。

印籠を出さない「水戸黄門」並みに、
ジャッジメントも、ロボットも、「これにて一件・・・」も、
「戦えデカレンジャー」のナレーションも無し。
お子様には、うけなかったかもね?

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「蒸着せよ!!」 Red Lantis redlantis_@Yahoo.co.jp
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