銀行のATMは時間帯・曜日によって手数料が取られる。
以前から腑に落ちなかったが、預金者に手数を掛けさせておいて
手数料をとるという銀行の傲慢な態度には苛立ちを覚える。
サラリーマンが仕事を終えてATMに向かうと、手数料の取られる
時間帯であることが多い。
並んで手数料を取られるのだから馬鹿げた話だ。
労働を提供し社会を支えているサラリーマンを舐めているようだ。
普通の買い物でもレジに並ばなければならないが、レジ待ちの客が
増える時は安売りの時だ。通常より多く並ばされて便乗値上げした
という話は聞いたことがない。
銀行のATMだけが異質だ。社会に逆らっているようだ。
銀行は社会の反逆者だ。ならず者だ。

先日、ショッピングセンターのATMコーナーを利用した。
幸いなことに小生は郵便貯金のATMに並んでいた。
直ぐ隣りの銀行用のATMで御老体がもたついていた。
その後ろに3、4人。狭いATMルームに腰掛けはなかった。
小生は早々と用を済ませて、御老体の後ろのサラリーマンを
気の毒に思いつつATMコーナーを後にした。
銀行用のATMに並んでいたら何分待たされたことだろう。
そして待たされた挙げ句に手数料を取られるのだから馬鹿げた話だ。

ATMで手数料を取らない郵便局は預金者の味方だとつくづく思った。
郵政民営化で郵便局のATM手数料はどうなるのだろうか。
銀行のような横暴だけは止めて頂きたいものだと願っている。



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大和猛夫