夢使い 第七話
携帯@です。
夢使い第7話「秘密の花園」について雑感など。
^L
●総評
シリーズ後半最初の話は、最初に戻ったような真っ当な仕事の話でした。
教師と生徒の間の禁断の恋…と見せかけて、更に大きな秘密がありましたか。
依頼人のその後、しかもかなり時間が経過した後のが描かれていたのは珍しい。
本作的には依頼人のその後は想像に任せるものだと思っていたのですが。
そのシーン直前の塔子ちゃんの台詞が印象深いものだっただけに、妄想させて欲しかっ
たかも。
●通い妻
夢の中で開くベルガモの花。そこで傷つき指から流れる血。
夢から目覚めた男(冬村瑞樹)の家には朝から制服姿の女の子(高槻瑞穂)が押しかけ
て来ていて、朝食を作っている最中。
一緒に暮らそうと言う瑞樹。瑞樹が今の仕事を辞めて…と言っていたので、先生と生徒
の禁断の恋、という話でしたか。それにしても、朝から制服姿で朝食を作りに来るとは、
何て大胆な。というか鍵渡す程の関係なんですか。^^;;;;
とすると、この禁断の恋を続けていくことが怖くなった先生が…という展開かと思った
のですが、それより先生の悪夢の元はもっと大きかったようで。
それはともかくショートカットの瑞穂ちゃんは可愛いです。リンゴの皮を剥こうとして
傷ついた先生の指をしゃぶる姿と来たら(見る所そこかい)。
眼鏡の教師と女子高生カップルだと、奥様は女子高生を思い出しちゃいますが、瑞樹ちゃ
んは胸も薄そうなのでグー(ぉぃ)。
●先生、もう帰ってるかな
タイトル前のシーンでも先生と瑞樹が言ってましたが、瑞樹は高校の先生。授業中に瑞
穂に見つめられていて視線を逸らしたりする辺りが可愛い。生徒に男子生徒が見当たらな
いので女子校かな。
スーパーで夕食の支度をして瑞樹先生の家に向かう瑞穂の前に花の化け物が。
瑞穂を助けたのは我らが超(スーパー)小学生、燐子ちゃん。
燐子ちゃん、格好つけようとしてますが、先生のことが大事な瑞穂ちゃんは燐子ちゃん
のことはお構いなしで家へ。しかし、家の中は荊で埋め尽くされていて、中に入ることが
出来なくなっているのでした。
●無愛想な奴だなと思った。でも、それが初めての出会い
瑞穂ちゃんは16で、先生は28歳ですか。まるで少女漫画みたいという燐子。でも高校生
だと卒業後に先生とくっついてしまうって良く見る光景って気もしますが。
燐子、後から駆けつけた塔子に、先生とのなれそめを話す瑞穂ちゃん。
入学式の日に、迷ってしまった瑞穂のことを笑ったように見えた瑞樹先生のことを無愛
想な奴だと思った瑞穂。でもその後で、花壇の世話をしている瑞樹先生の姿を見て、同じ
ように世話をしていた兄の姿を思い出し手伝ったことから、最初の出会いの時に笑われた
ように感じたことが誤解だと知った瑞穂。
このことを切っ掛けに、二人は愛を育むようになったのでした。
瑞穂ちゃん、お兄ちゃんの思い出を先生に重ねているんですか? …と思っていたら。
この時、瑞穂の名前を聞いて良い名前だと言ったのも、後から明かされた真実から考えれ
ば当然。と言うか、名前聞いた時普通気づかないか?
花が好きか、と聞かれて「ええ、まぁ…」と曖昧な返事をした瑞穂ちゃん。実は花はそ
れ程好きという訳では無さそうです。回想シーンからもお兄ちゃんのことを思い出したか
ら、ということのようですが……。
●人が誰かを好きになるのにとても不思議で、奇跡のようなもの。理由なんてありません
よ
翌日、瑞樹先生が指に巻いていた絆創膏を拾い、夢殿でその悪夢を解いた塔子は、再び
瑞樹先生の家へ。
# 表札に冬村瑞樹の後に&瑞穂と書いてあるのが何とも。
燐子が荊を燃やして部屋の中に入ると、瑞樹先生は荊によってベッドに縛り付けられて
いた。
# やっぱり、禁断の恋に囚われた人が荊に囚われるのは常識でしょうか。^^;;;;
しかし、瑞樹先生はこのままで良いんだと言う。
先生の悪夢が、瑞穂の想いを食べようとしていると知り、酷いという瑞穂。
そして怒る燐子。
ベルガモの花の開花がまもなくとなった頃。台風が来襲し、これじゃ駄目かと思った翌
朝。花の上にビニールを被せて花を守った瑞穂ちゃんがレインコート姿で眠り込んでいた。
それを切っ掛けに、先生も瑞穂ちゃんのことが好きになり、間もなく二人は結ばれるこ
とに……って、やはり鍵渡すだけあってそういう関係にまで(汗)。
しかし、指を怪我した時の瑞穂の行動から、実は昔両親の離婚により離れ離れとなった
妹の瑞穂では無いかと疑った先生は、戸籍を調べ瑞穂が実の妹だと知ってしまう。
# 回想シーンで、花の色を聞かれて「赤!」と答えた瑞穂。
瑞樹先生は真実を告げても黙っていても、瑞穂ちゃんのことを傷つけることになると悩
んでいましたが、瑞穂ちゃんの方は、自分が嫌われた訳では無いと知り、真実はどうあれ
そんなに苦しまないでと呼びかけます。
しかし、暴走を始めた悪夢。今週は、ドリームサイクロンは無しですか。^^;;
俺は、瑞穂のために何もしてやれないのか? と言う瑞樹先生。
結局、庇うこと位しか出来ませんでしたか。
悪夢を夢に戻した塔子達。後は、貴方が選択して下さいと、アフターフォロー無しで去
って行くのは何時も通りですが。^^;;;;
●その後……
瑞穂「お兄ちゃんだと判っても。それでも私は先生のことが好きだよ。駄目かな。やっぱ
り駄目なのかな」
瑞樹「生まれた時から僕らには同じ血が流れている。だから、世界のどこにいても何をし
ていても、お前は僕の」
瑞穂「お兄ちゃん」
瑞樹「大事な妹だよ」
先生と瑞穂ちゃん。瑞穂ちゃんが「お兄ちゃん」と言っていたのが印象的。
結局、瑞樹先生は瑞穂のことを妹として接することに決めたということでしょうね。
今回は流石に燐子ちゃんも二人のその後を気にしていましたか。
それに対して、想いが通じ合う。どんな形であれ、それは幸せなことですよと塔子は言
います。今回、何度も出ていたベルガモの花。花言葉は禁断の恋ですか。
ラストの瑞穂の結婚式のシーンで、何か奇跡が起きて先生と結ばれたのかと期待したの
ですが、先生の方は影から見守っていてどこかに旅立ってしまっている様子なのが哀しい。
兄妹として側にいてやれば良いと思うのに。
けど、一度男と女の関係となってしまった以上、お互いに側にいても辛いだけ、だから
旅に出たということなんでしょうね。
瑞穂ちゃんが本当に幸せそうな顔をしていたのが救いです。瑞樹先生との想いを完全に
吹っ切った…とは思いたくないけど。
●次回は…
「思い出は消えて」
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