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ストロベリー・パニック　第７話「荊の罠」について雑感など

# 結局、記事書いてしまいました。^^;;;;

　原作の方が気になったので、Wikipediaでストロベリー・パニックの項目を読んでみた
のですが、マリみてがブームとなった頃に、シスタープリンセスの後釜として百合＋妹
（渚砂、光莉、絆奈の編入生三人は元々姉妹で、兄＝読者の妹という設定だったらしい）
というコンセプトで初めてみたものの、人気は低迷、迷走を続けた挙げ句に今の状態に至
ったようにしか読めません。^^;;;;

　アニメ版も当初、女の子がわらわらと出て来る上学園も３つもあって、本当に大丈夫な
んだろうかこの作品と思ったものですが、今のところ学園の性格の違いが明確化されてい
る上、それぞれの学園のキャラが上手い具合に関わり合っていて、結構良い感じの作品と
なっている気がします。


●全体を通して

　聖スピカ女学園の此花光莉ちゃんのお当番回。第４話「白馬の君」でも描かれていまし
たが、光莉ちゃんと天音様の関係もさることながら、光莉ちゃんのことが好きで仕方がな
いのに、その気持ちを決して明らかにせずに光莉ちゃんの背中を押す夜々ちゃんがいじら
しくていじらしくて…。何というか、この二人を見ていると神無月の巫女の千歌音ちゃん
と姫子、姫子とまこちゃんの関係を思い出して仕方が無いのですが。
　そして、今回から参戦の生徒会副会長、剣城要と鬼屋敷桃実のガチ百合カップルにもち
ょっと吃驚。
　シスプリ風味似非百合アニメだと思っていた本作ですが、スピカの皆様はシリアスな百
合恋愛を見せてくれるので、最近は毎週楽しみに観ています。

●恋ですわ。天音様の恋。ああ、何て甘美な響き…

　大会を前にして、スピカ乗馬部の練習場には大勢の生徒が応援に。
　練習中の天音様は、これまで感じたことの無い気持ちを感じていた。
　そしてその視線の先にいるのは……光莉ちゃん。
　ということで、今回の主人公はスピカの光莉ちゃんです。

　ミアトルの教室で、天音が光莉に親しく声をかけられている様子を見て、これまで誰と
もそんな接し方をしていなかったことから、天音が恋をしているという玉青ちゃん。他の
人は誰も気づいていないようですけど…って、二人の世界を築いている場面を見たら、気
づく人は気づきそうな気がしますが。
　それにしても、人の恋路なのにうっとりとした表情の玉青ちゃんが何とも。

●それで？　天音という太陽が照らすかもしれない花は何処で風に吹かれているのかしら

　……やっぱり他にも気づいていた人はいるらしく、天音が淡い恋をしかけていることに
ついてよりにもよって校舎の屋上で噂をしていたのは、公式サイトによれば、スピカの生
徒会副会長、剣城要と鬼屋敷桃実。
　天音の恋にすら未だ至らないような想いに気付いた要に突っ込みを入れる桃実。自分が
エトワールになる障害になるかも、とかわしていますが、自分が天音に恋しているのだっ
たりして（違）。

●ネクタイ、曲がってるわよ

　昼休みも練習をしている天音と話している光莉。光莉ちゃん、プレゼントを用意してい
ながら渡せないでいる様子。
　そんな二人の様子を暖かい表情で見ているのは、スピカ生徒会長の詩音。
　何となツンとしたイメージがあった生徒会長のこんな表情を見るのは意外です。

　天音様のシャワーシーン。そのスレンダーかつ、そこはかとなくある凸凹具合がグーで
す。

　シャワーから出て来た天音に、どうして誰もプレゼントを受け取らないのかという詩音。
きりがないという天音。
　詩音は光莉がプレゼントを出してきたらどうするのかと問いかける。

　天音がプレゼントを受け取る資格が無いと言っていたのは、どういう意味があるんだろ
う。
　天音の曲がったネクタイを直してやる詩音。彼女自身には百合心は無いのかな。

　前の話でも詩音は天音にエトワールになって貰おうとしていたのだけど、そのエトワー
ルになるためには、どうやら恋人的な存在が必要ということらしい。…とすると、現エト
ワール様の静馬様がエトワールに就任した時の恋人は誰？　という疑問が。彼女を何らか
の理由で失ったが故に、仕事にも恋にもいい加減な行動を最近まで示していたような気も
するのだけれど。

●じゃあ、思い切って行かなきゃ。想いは伝わらないよ。絶対に。

　マリア様の前でお祈りの光莉。プレゼントを渡せなかった光莉の前に現れた夜々は、光
莉に天音様のことが好きだったら、思い切っていかなきゃとアドバイス。
　光莉が天音が好きだと聞かれて肯いた時の夜々ちゃんの寂しげな表情が何ともグー。

●フフ。要の魅力ならあんな娘、簡単なものよね

　スピカ生徒会。要と桃実は天音をエトワール選の候補とするのを諦めた方が良いのでは
と提案するが、詩音生徒会長は諦めていない様子。
　エトワール選の資格はどうしようも無いという要。しかし、詩音が天音が資格を得る可
能性があると発言したことから、要達は光莉の気持ちを要に向けさせようと画策。

　要の魅力ならあんな娘、簡単なものよねって、それは人それぞれ、趣味というものがあ
ると思うのだけど……。

●今のところ、何の進展もありませんわね

　天音と光莉の恋が進展しないことを案じている玉青ちゃん。でも、渚砂ちゃんは百合恋
愛にはあんまり興味が無さそうなのが何とも可笑しい。自分もその渦中にあるのに。
　二人ともシャイなのが進展が無い理由だと感じている玉青ちゃん。何か切っ掛けがあれ
ばと思うのですが。

●奇跡を信じて、想いは届くと（違）

　シャワーを浴びている光莉。ええい、どうして天井しか映さない！
　想いは伝わらない、か。あーあ。とベッドに倒れ込む夜々ちゃん。
　何というか切ない。

●でもね、蜜蜂は花粉を届けたかわりに蜜を貰えるのよ

　光莉という花を摘む作戦。ラブレター作戦ですか？
　スリップ姿でベッドに横たわっていた桃実の姿が怪しいなと思ったら、桃美は花に向け
手紙を届けるミツバチの役ですか。胸元に手紙を差し込むって、神無月の巫女の千歌音ち
ゃんが姫子に招待状を胸元に差し込むシーンみたい。
　ミツバチは花粉を届ける代わりに蜜を貰うのよ。…って、そこで要が桃美を押し倒しち
ゃいますか（笑）。いや確かに第１話から静馬様はキスしていたような気がしますが、ま
さかそういう方向のガチ百合に走るとは思ってませんでした。

●あなたの特別な人って言えば判るかしら

　桃実は光莉に貴方の特別な人からと言って手紙を渡します。
　マリア様の前で手紙を開けた光莉。その顔は真っ赤です。

●そう。良かった。頑張るのよ

　手紙の内容は、大会の送迎セレモニーの前に会いたいというもの。
　その話を昨夜、光莉から聞かされていた夜々。良かったわねとは言うものの、その心中
は穏やかじゃ無さそう。

　送迎セレモニーの時刻。森の中、天音を待っている光莉の前に現れた要。
　驚いた表情の光莉に、喜んでくれると思ったのにって、要は随分と勝手です。

　イカロスを知っているかい？　イカロスは太陽に近づきすぎて落ちてしまったという要。
悲しむことは無いよ。私も太陽だ。愛してるよ。光莉と迫る要。

　正直、こんな迫り方で振り向かせることが出来ると考えるとは、要もどうかしてます。
というよりは最初から無理矢理…としか考えていなかったのかも。
　光莉ちゃん、ここは普段とは打って変わった身のこなしで、要の魔の手から抜け出しま
す。やってくれる。それでこそ落としがいがあるってもんさって、要先輩の場合、落とす
というよりは強…（ぉぃ

●素敵だね。天音先輩。光莉ちゃんが夢中になるのも判るよ

　エトワール様に見送られる天音先輩。
　しかし、光莉がいないことで不安となっているのを見透かされている様子。

　生徒会長の詩音も光莉、要、桃実の姿が無いことに気づいたものの、それが何を意味す
るのかまでは気づいていない様子。
　手紙のことを知っていた夜々ちゃんは、走り出します。

　逃げ出した光莉の前に現れた桃実。全ては罠だと悟った光莉は桃実からも逃げますが、
やがて転んで追い詰められます。

要「輝く太陽青き空。緑の風がそよぐ。愛し合う二人を自然も祝福してくれているよ」

　ここは笑う所なんでしょうか……（汗）。
　正直、要先輩という人が良く判りません。

●心配しなくて良い。私の愛は素晴らしいものだから

　近道をしようとしていた渚砂と玉青は、光莉を探す夜々の声に気づき、三人は手分けし
て光莉を探すことに。

　その頃、光莉を地面に組み伏せていた要。
　私の愛は素晴らしいものだからって、この人の場合、女の子の心より先に身体を奪うこ
とによってモノにするという感じがしてならない（汗）。

●私に奪われたくなかったら、首輪でもつけておくんだな

　出発直前、愛馬、スターブライトの様子から光莉の危機に気づいた天音は、馬で光莉の
元へ。

　危機一髪、光莉のことを救出した天音。どうせならここで要をぶん殴ってしまえば良さ
そうなものなのに、どうしてそうしなかったんだろう。甘いな。

●光莉は可愛いから

　助けて貰った後、天音にスカーフをプレゼントすることが出来た光莉。

　その様子を見て喜んでいる玉青、そして渚砂ちゃん。
　でも、夜々ちゃんが哀しそうなのが何とも。

●蜜蜂には針があるの

桃実「私蜜蜂でしょう。蜜蜂には針があるの。毒針がね。あの子の心なんて一差しよ」

　夜。落ち込んだ様子の要。桃実は私が光莉を摘んじゃおうかと言い、要のことを今度は
自分が押し倒しちゃいますか。

　でも今更、桃実が光莉の心をどうこうすることは出来ないから、ひょっとすると夜々ち
ゃんを利用して…という展開が期待出来そうです。

●次回は…

第八話「紫陽花」

　次回はル・リムの籠女ちゃんが主役のようで。
　では、また。

# 簡単に書くつもりだったんだが……。
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