"Kiyohide Nomura" <knomura@maya.phys.kyushu-u.ac.jp> wrote in message
news:5f3cgg22vn.fsf@maya.phys.kyushu-u.ac.jp...
> > > かくして学者は裕福な家庭からしか生まれ育たなくなり,貧困な家庭と
> > > 裕福な家庭の格差は一層激しくなった.貧困な家庭に生まれた子供は未
> > > 来に絶望し,差別はより根深くなり,より原始的な世界へと….
> >
> >  大学院は、所得格差を平準化して社会の貧困を
> >  なくすことが目的なのですか?
> > # ちなみに、貧富格差は社会を動かしているエネルギーの
> > # ひとつだと思いますね。日本は貧富格差が小さくなって
> > # しまったために、精力的な研究者や実業化が少なく
> > # なってしまったのでしょう。
>
> 教育・研究に対する公的支援の根拠の一つは、
> >  所得格差を平準化して社会の貧困を
> >  なくすことが目的なのですか?

 大学院も教育に含まれますが、それなりの大学を出れば
 貧困層からの脱却は可能でしょう。
 大学院の学生の旅費を面倒みることが、貧困な家庭に
 生まれた子供の未来を明るくするものだとは到底思えませんね。

> > # ちなみに、貧富格差は社会を動かしているエネルギーの
> > # ひとつだと思いますね。
> というのは、ある面では正しいですが、貧困な家庭からの子弟がまた貧困に留
> まる状況を放置することは社会を停滞させる大きな要素ですね。

 だから、貧困なものが富を夢見るエネルギーが社会を
 動かすと言っているのですが?

> 研究に関しては、
> トランジスター、
> レーザー、
> インターネット、
> WWW
> など基礎的研究には特許がありませんが、逆にいえば非常に基礎的な研究には
> 特許による独占より、(公的機関の)研究者による公開が有効であるとの例証
> になっていませんか?

 それらのものを使えるようにしているのは、数限りない
 特許の山なんですが?知らないのですか?

> 企業としてのマイクロソフトは市場独占で大きな成功収めてますが、基本的ア
> イディアの開発には貢献してませんし、セキュリティに関してはボロボロです。

 すり替えでは?

> まあ、ベル研究所や IBM は基礎研究に投資することで利益の一部を社会に還
> 元してきましたが。

 経済活動それ自体が、社会に対する還元であると思います。
 社会に貢献しながら利益を貪るのは悪い事ではないと思います。