結果としては北の時間稼ぎの場となりそうだ。
 さて、時間稼ぎした北は今後の見通しが出来ているのだろうか?
 日本とは交渉しない様子だが、此れは有る意味日本政府に取っても都合の良い事だ。 

 即ち、五者協議にすれば良い事で、協議で決まった事の履行義務は日本には生じない。 

 迂回援助を含め、北に対する援助が機能して来た大きな理由の一つは日本が国連を通じて支援物資を提供した事が彼等には解っていないのだろう。
 今後益々北に対する対応は厳しくせざるを得ないだろう。 人道的には疑問が残る部分も有るが、北で機能している機関の多くには日本の学歴を持つ人々が多い。この面から言えば北籍の者の大学進学の禁止、強制送還等の検討も必要となる。
 テポドン等北のミサイル開発の主導は東大の卒業生の様子だし、核兵器開発に寄与した人材もいる様子だ。彼等は少なくとも日本の文化や物の考え方を充分理解しており、母国に於いては所謂「キョッポ」として(帰還者)として差別されており、止む無く協力するしか無い環境に置かれていると容易に推測出来る。
 在日の人々には気の毒に思うが、北の籍から韓国籍に変更するか、日本国籍の取得、国外退去の何れかを選択して貰うしか方法は無いと思う。そうすれば友好国の国民か否かが明確になり、国交の無い地域の人が居住し、結果として国益を大きく侵害する危惧は無くなる。
 過去の歴史を踏まえてもやむ得ない選択と思う。

 核保有に関しては、事実上有効な核の保有は完成していないと思うし、運搬手段が無い状況では本来の目的には到達していないと推測するが、核保有国として宣言し対応したいのであれば、其れはそれで認めれば良いと思う。
 核保有国が核を持たない国が核兵器を持つ事を禁止しても、全く説得力に欠ける。
 問題は自らが保有する核兵器が有効に作用するか否かであって、周辺国が北が核を持たない国として対応すれば済む事項である。
 悪戯に核云々と騒ぐのは正に相手の思うつぼである。 核廃棄宣言をした時点で査察を行えば良い。そして廃棄宣言を行い査察完了迄は現在の経済制裁を続ていれば良い。
 
 最も悪いのは、会談と称して悪戯に時間を浪費する事である。