ぷらとんさんの<cnp32q$ftr$1@news511.nifty.com>から
>"Yoshitaka Ikeda" <ikeda@4bn.ne.jp> wrote in message
>news:cnp0d1$86a$1@caraway.media.kyoto-u.ac.jp

>そういう意味では、文化勲章を受賞した「小林秀雄」などは、天下一品だった
>のではないでしょうか。教科書や参考書でちょっと読んだだ限りでは、それほど
>難解でなかったと感じましたが、一般に難解という定評があったようですね。

小林秀雄ってアホだと思いますね。

政治的にボケだと。

「敗北の文学」の宮本賢治がとある文学賞で1位、小林秀雄は2位でしたが、小
林秀雄というのは強盗を暗がりの中で説教して強盗に懺悔させた逸話がありま
すが、奇怪な論理で強弁をはなって言いくるめる能力はありますが、丁度、道
徳で政治を語る手法だと思いますね。価値から価値へ綱渡りしながら山小屋に
行くという手法。関西の商人が、値切ってくる相手に値切られて、逆にいい勉
強をさせてもらったといって値切った人間の論理を尊敬するようなものです。

あのような悪文がもてはやされた昭和40年代というのは、価値の多様化に社会
が気づきはじめた時代でもありました。
パラドックスなんかももてはやされた時代だった。三島由紀夫なんかそうです
ね。かれの政治性は小林秀雄のような口舌の徒ではなく、カルト的血縁的宿命
論的でしたが、共通する点というのは小林秀雄も三島由紀夫も政治的には、国
際的な基本的人権思想というような視点はまったくなかった点です。原則がな
い。宮本賢治にも原則があったとは思わないですが、すくなくともプロレタリ
ア文学の流れには乗っていた点で筋はあった。日本の思想史そのものだと思い
ますね。

今の日本には、この3人に当たるような時代思想を反映した文人がいないです
ね。吉本ばななじゃね、ちょっとちがうよね。

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プロレタリア文学の政治性というのはマルクス・レーニン主義なんだけど、資
本主義の矛盾点を追求した結果、プロレタリアート独裁になればすべて解消す
ると信じたわけだけど、この実験は崩壊した。日本共産党は、実に怠惰だと思
いますね。崩壊したことの考察が他山の石としてしか認識されてない。本来な
ら、新しい理論なり論理が提示されなければならないのに、その能力がない。
すでに、日本共産党には種の生命力がなくなったと思います。文学がでて来な
いような政治というのは、ろくなモンじゃない。

また、小林秀雄や三島由紀夫や石原慎太郎などという、ハッタリ文学が、系統
をもたないものであることは仕方ないとしても、日本資本主義の今後のために
は時代刷新の文学がでなくてはこれも、発展の芽がない。

日本人は、「天皇制」や「君が代」の悪夢から、西洋の近代市民法体系によう
やく触れ始めてきた段階ですから、ここは正念場であり、田原総一郎のような
ペテン師尻軽詐欺成金評論屋に扇動されるような馬鹿国民を、黙示録への八丁
目から救済するエネルギーが要ります。マルクスやケインズのような大物はい
まの時代には出ないのですから待っていてもだめです。ここのところが現政党
にはまるで分かってない。70年以上前の台本で今も、客寄せできると思ってい
る。
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こういう時代と言うのは、国民が扇動されて気がついたら檻のなかという体制
にするにはもってこいです。世界のマネーの組織はそれを狙ってるよね。人々
が自分の問題として手の届くところで考えられないところに問題を移動し封印
し。せめてリーダーらしきものが文学的な扇動でもしてくれていれば多少な
りとも思考の雛型はあるのですが、なにもない。
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ですから、バンバン雛型を原則的な論理をくっつけて世の中にだし、実験する
必要がある。田中康夫知事なんか、それをもっともっと積極的にすべきだと
思いますね。憲法のどこにも憲法を守れなんて書いてないという事実は、大変
なことなんだよ。憲法を突き破る実験を大胆に特区なり何なり設けてしなけれ
ばいけない。一番必要なのは、いまや雛型と言う実験にほかならないよ。

文学が政治性を持って登場するなら、このような時代性をもったもったものだ
と思う。民衆は常に抑圧され続けるものだということ。なにも抵抗しないとい
うことはかなり背水の陣まで押されているわけだ。できることは銃を持って殺
戮する二等兵になることだけと言うんじゃね。