中国というのは、民間の超巨大銀行一行が、国の政治も司法も行政も経済もす
べて直接支配しているという恐るべきれっきとした超ファシズム国家なのであ
る。谷村のいうような共産主義などというものではなく、たとえば、東京三菱
UFJ銀行という民営の企業一行が日本の軍事、立法、司法、行政、経済とすべ
てを支配している状態を想像すればよい。これは共産主義とは何の関係もな
い。この世に共産主義などという国家はただの一国も存在しないのである。共
産主義と名乗っている国家はどれもこれも古今東西すべて民間の超巨大独占資
本の一社支配とおもえばよい。中国はまさにその正体を露骨に今も示してい
る。これからそれを証明しよう。これを証明することは、共産主義批判で右の
ファシズムを肯定する谷村や自民党や前原らをも批判することであり、公明党
という一民間組織が日本を支配する野望への批判でもあり、つまり、ファシズ
ムの本質をもつあらゆる体制とその分子を批判するものである。警察国家を目
指す卑劣な吸血鬼公務員を批判するものでもある。

なぜ、中国は、共産主義などという、架空のだれも知らない主義を実現したも
のではなく、『一民間企業』が軍事政治経済を独占した資本主義の究極と一致
する国家であるか。

これを認識するには、中国の為替操作を見るに限る。
本来、共産主義国家なるものは、その経済システムにおいて不労所得を是とす
るものではない。商品価値はすべて労働価値に還元され、労働価値は、あらか
じめ決められた価値ではなく、市場において商品価値と影響しあって、いわゆ
るスパイラルにて決定される構造であることが、共産主義理論の価値決定の構
造として認識されている。循環論法ではないのである。これはすでに定説であ
る。

しかるに中国は、中国人民銀行という日本で言えば日銀でもありまた東京三菱
UFJ銀行の顔をもつ一行が、貿易で得た莫大なドルを、為替管理局と言う行政
と一体になって為替市場で動かし、儲けに儲けているのである。人民元の切り
上げの風説を流しては、動揺する西側諸国を手玉にとってそのドルを根こそぎ
奪い去り、円もユーロも奪い去る。政府の情報を使い、財務省と日銀が結託し
て自国の通貨の切り上げを利用して為替の売買をし、あるいは不意に切り上
げ、西側を振り回している。

日本のいくつもの民間銀行が競争しあっているのとはわけが違う。国家の挙党
体制の銀行と為替管理局が一体となって為替市場で儲けているのである。

おかげで米国も日本の銀行も、はらはらどきどきで中国の莫大なドル資産の市
場への介入にうち震えている。いまや西側経済の首根っこをつかみ始めた中国
はいつでも為替市場で米国や日本を振り回すことができる。
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このような中国を単に共産主義などというレッテルでとらえるのは間違い。
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中国に西側の資本主義経済圏に参加させたのはあきらかに間違いであった。
資本主義経済圏に、ルールに会わない恐竜を参加させたことでいまや恐竜は為
替市場を闊歩し始めている。共産主義などという経済理論では到底ない経済の
ファシズム屋として、自由競争ではない一超巨大独占資本が膨らんでしまっ
た。
アメリカはドルを防衛することはもうできない。そこまで来てしまった。

では、どうすればよいのか。
答えはこれしかない。
1.
変動相場制をやめるしかないのである。このままでは為替市場はドルの集中す
る中国に支配される。
2.
燃料の無限採掘は地球を滅ぼす。
米国レベルへの個人の消費レベルに向かわせないことが必要。
変動相場制を断ち、経済を失速させることが世界にとって不可欠。
軍事力競争路線は最悪。