無粋なフォローになるかと思います。 申し訳ありません。
no one さんの「グラディエイター」には、感銘しました。

検察審査会制度については、次のURLの説明をごらんください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E5%AF%9F%E5%AF%A9%E6%9F%BB%E4%BC%9A

要は、検察の勝手な都合で、
ある犯罪を不当に裁判にかけないようなことはしちゃダメよ、
と国民が言える制度です。

今マスゴミを賑わしている、小沢政治資金問題の検審会「強制起訴」議決は、
検察が何年にも渡って調べても起訴に値する証拠が見つかっていない事件について、
素人集団が「強制起訴」議決を出したのは、制度悪用の逸脱犯罪行為では
ないかということです。

検審会が勝手に容疑を付け加えて、怪しいから強制起訴だとは、
公正な議決と言えるものではありません。
疑わしきは、被告人の利益に、です。

今回の件は、今のままの検審会制度では、
嫌いな人はとにかく裁判にかけろ、
と新しい形の集団暴力に利用されるということを示しました。

証拠改竄事件は、今賑わしている検審会問題とは別の検察の犯罪です。

巨大権力である検察をコントロールする制度は、
現行では法務大臣の指揮権しかありません。

この指揮権は、昔政治疑獄で時の政権によって悪用されたことがあったため、
現在では非常に使われ難いものになっています。
したがって永らく検察は、事実上国民のコントロールを受けていません。
検察のさまざまな問題は、このことがあるのかもしれません。

ちなみに裁判官は、総選挙の時の国民審査で、間接的に国民の
コントロールを受けるようになっています。
政治家には、もちろん選挙があります。

いずれにせよ、検察についても、国民が間接的コントロールする仕組みが
必要だと思います。
素人による直接的コントロールは、検審会制度のように非常に怖い
別の問題を生みそうです。