今日が参院選投票日、政権交代後初の民意を問う選挙である。
 政権交代後8ヶ月を振り返ってみると、当初の鳩山内閣時代の「政治とカネ」の問題や、とりわけ普天間基地移転問題での情の深さと先見性の無さによるぐずつきが支持率をガタガタにした、という問題はあった。
 が、それでも、自民党政権時代には出来なかったこと、手も付けられなかったことをやり始められた成果は認めるべきものがあったと思う。それらは官僚とのしがらみのない民主党だからこそやれたのである。
 しかし、それらも、まだ成功したとは言えず、緒に着いたばかりである。これは是非続行して成果に結びつけねばならない。そのためにはなお3,4年は要るのである。
 だから、ここで、民主党政権がやりにくいような状況にするべきではないと思う。元の木阿弥に帰してしまう可能性があるからである。
 参院選が管内閣の政策遂行に支障の無い結果になることを期待する所以である。
 村上新八