韓国の哨戒艦撃沈事件で、安保理は、非難決議を避けて、名指しもせず、「議長声明」という予想通りのぬるま湯決着で合意した。
 日米韓は、非難決議を求めたが、中国の強硬な反対に折れたのだ。
 しかし、韓国などの調査による物証は認めざるを得ず、「攻撃による沈没」などの文言は入るという。
 中国は、北朝鮮が激昂して、激しく反発し、更なる蛮行に及ぶことを恐れている、というが、先のミサイル発射や核実験の際の「非難決議」についても、北朝鮮は、「これを拒否する」と、しゃ−しゃ−としていたのだから、非難決議を出したほうが効果的であったと思う。
 北朝鮮が、韓国に対して更なる攻撃を仕掛けてきたときは、その責任は中国にある、とい云わざるを得ないのである。
 村上新八