オバマは、イスラエルが要求しているパレスチナとの直接交渉に同意するとともに、「イスラエルとアメリカとのきずなは決して断ち切れない」と述べ、冷え切っていると云われていた、両国の関係を修復し、その上で、公然の秘密であるイスラエルの核兵器保有は追求しないことを決定したという。
 こんな曖昧な姿勢では、イランの核開発にストップを掛けようとしても、アフマディネジャドに一笑されるだけであろう。
 このオパマの一言で「核なき世界」をの発言は、口先だけのパフォ−マンスに過ぎなかったという、メッセ−ジを世界に流したことになるのだ。
 これは、ブッシュ時代から何も変わらない、アメリカのダブルスタンダ−ドなのだ。 

 これで、アフマディネジャドは、良い口実が出来たとばかり、更に馬力を上げて核兵器開発に注力することになろう。
 村上新八