朝日新聞によると菅内閣支持率は60%台から10%下落した。その理由は、菅が消費税引き上げ論議をぶち挙げたからだという。 
 菅は、国も地方を合わせれば850兆円、GDPの200%にもなんなんとする未曾有の大借金の危機について、論議の必要性を説き、実施に当たっては、改めて国民に信を問う、といったまでで、値上げを何時やるとか、強行するとは一つも云ってはいないのだ。
 それにも拘わらず、10%の支持率下落とは、国民は全く分かっていなとと思う。
 民主主義下では、 支持率は政権運用のキ−だが、支持率低下に配慮して、ここで論を緩めると、「ブレ」と非難されるのだろう。
 分かっちゃいない国民の下での民主主義が愚民政治に堕する所以なのだ。
 村上新八