先にイスラエルの封鎖によって困窮の極に達しているガザに対する国際支援船団が、支援物資の搬入を阻止しようとするイスラエル軍に襲撃され、9名が死亡,多数の負傷者を出し、支援物資が奪われた事件があった。
 この事件の真相を調査するために、国連事務総長が国際調査団を派遣しようとしたがイスラエル政府はこれを拒否した。
 この件については、イスラエルは、ガザ住民が、イスラエルの完全封鎖で日常生活物資にも困窮しているのに、ガザの物資は足りているというような言い訳さえしていた。
 しかし、国際世論の反発を避けるためであろう。ネタニヤフ首相は、自前の調査団を編成し、この件を調査させようとしている。
 自前調査だから、「問題はなかった」とはじめから結論を出し、そのつじつまを捏造しようとするのに決まっている。
 こういう姑息な見え透いたことを臆面もなくやってのけるのがネタニヤフなのだ。
 イスラエルも「ならず者国家」に指定する必要があろう。
 村上新八