先週のこと、秩父へ向う西武線を利用して各駅には西武線を利用
した登山・ハイキングの案内地図が用意されていることを、知る
このパンフレットは PDFでダウンロードして入手することも可能
<http://www.seibu-group.co.jp/railways/enjoy/pamphlet/hiking-map/index.html>
それで引き続き今週土曜日も秩父の日和田山というのに出掛ける
起点の駅は唐と新羅に滅ぼされた高句麗の民が移り住んだと伝え
られる地にある高麗駅、駅前にトーテムポールみたいな赤い柱が
対で建つが周りは長閑な初夏の田園風景、駅周辺は登山客目当て
の有料駐車場が並ぶ(つまり、空き地ばかりでなんにもない)
そのひとつの駐車場に駐車して日和田山に向けて5月とは思えな
いカンカン照りの陽射しの中を歩き出す、車道に沿い歩いて高麗
川の橋を渡り農家の畑のような場所に入ると何の標識も見当たら
ないけど公園らしくて、でも傾斜具合は山道でそこをどんどん登
ると男坂・女坂の分岐に出会う、もう先週の伊豆ヶ岳でどうやら
秩父では崖のことを男坂と称するらしいことを学んでいるので、
迷わず男坂を進む、するとやっぱり岩盤剥き出しの崖で鎖は要ら
ない程度の傾斜だけど、どう岩に取り付いたらよいのかなかなか
迷う岩のでこぼこした坂をなんとか登りきると金刀比羅神社の社
が建っていて、その鳥居越し高麗の田畑が一望できる場所に着く
そこからすこし登ると日和田山、あとは峰道を伝い高指山、駒高
と杉林の道を歩いて物見山、そして北向地蔵のお堂に出ると舗装
された林道にでる、ここは、このまま進めば「ユガテ」という村
に達し北の道に下れば北鎌湖、南側に下れば西武線の武蔵横手駅
という分岐点なので案内図に従えば南側で帰り道になるところ、
なにを間違ったのか北側に向かい降りる、すると行けども行けど
も土山というところに着かない、迷ったことは分るけど何分にも
家族ハイキングが利用するような里山程度なので迷ったところで
大した事無いと歩いていたら北鎌湖に出てしまう、ようやく現在
地が分り北鎌湖をぐるりと周り山道を登って北向地蔵のところへ
戻る、そして正しい帰り道を辿り国道299号に出て武蔵横手駅
に到着した、でも中央線じゃないのでそう都合よく電車は来ない
先週ほどではないけど、ぼんやりとしていると、プラットホーム
すぐそばにヤギが二匹放し飼いにされていてメーと鳴く、手の届
きそうな緑になった山並みを背景にポツポツと民家が見えるだけ
電車が来るまで小一時間、シュールな景色を眺めていたのでした
今回は時間的には道に迷ったのでロスが大きかったけど、体力は
余ってしまい、なにか山登りというよりは都心の散歩道を歩いた
程度の印象なのでした、やはり登山は高度とアドレナリン分泌量
は比例するのだろうかと思ったハイキングでした

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のりたま@あ……ありのまま、今まで起こった事を話すぜ
     マンション北向きの部屋は湿度が溜まる
     換気を怠るとカビが生えて本がダメになる
     な……何を言ってるのか、わからねーと思うが
     マンションと一軒屋では換気の度合が違うんだ
     そんなチャチなもんじゃあ、断じてねえ
     もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……