IAEAは来月の理事会でイスラエルの核問題を正式議題としてとりあげるという。 イスラエルはIAEAの核査察を含む核不拡散条約(NTP)にも加盟せず、約80発とみられる核兵器を保有していることは、公然の秘密みたいな形になっている。 以前からアラブ諸国から、その問題を取り上げるよう強い要望があったが、今回それを正式に取り上げることになったのだ。だが、この問題はすんなり進む保障はない、アメリカが反発する可能性があるからである。 しかし、オバマが「核なき世界」を標榜しているのだから、反対することは出来ないはずで、この問題に対する姿勢は米の試金石になるものである。 村上新八