事業仕分けの第二弾が始まる。
 塩川元官房長官が「母屋でお粥を啜っているのに、離れではすき焼きを食っている」と喩えた、独立行政法人、公益法人が対象である。その「すき焼き」の実体があきらかになることを期待したい。
 独立行政法人は、そもそも英国の真似だが、それは本庁の仕事から切り離して、独立採算とする方が効率的である、という発想から発案されたものである。
 そのねらいが官僚の悪知恵によって自利目的で悪用されているものが少なくないはずだ。
 不用な仕事を造って、民間が手を出しにくい有用な仕事として、補助金をもらう、資格付与事業として、高額なテキストや資格付与、資格登録料金を課す、官僚の天下りの受け皿にする、仕事は下請けに出して、関連企業に高値の随契で発注し、バックマ-ジンを取る、等など、こんなこはすべての独法でやっているはずである。
 これらを徹底的に暴きだして、改革することこそ、民主党でなければできない改革である。
 是非頑張ってもらいたい。
 村上新八