長期独裁政権の宿命、中国の官僚腐敗
中国の官僚の賄賂癖は、昔からだが、70年以上も共産党独裁の政権が続けば、官僚腐敗は、益々ひどくなるのは自然の理というものだ。
地下カジノで一夜に何億元もの賭博をし、賭金が足りなくなると、部下に電話して何千万元ものかねを運んでこさせたり、賄賂と引き換えに、その物品の製造経験も設備もない業者を指名業者にしたり、等などは日常茶飯事だという。
そういう官僚不正の取り締まりに当たる部署そのものが賄賂まみれになっているというのだから、どう仕様もないわけだ。
事業家が金満家になって、豪奢な生活を送っているのを指をくわえて見ていられなくなって、俺たちの政策で経済成長が成功したのだから、多少のおこぼれを貰ってもよいだろう、と言うのが官僚の偽らざる気持なのであろう。それが不正の根っこにある心情なのであろう。
政権交代があるわけでもないから、こういう不正は、継承され慣習化されるのである。
そして、経済成長の波に乗れた勝ち組は、その豊かさ故に、そんな官僚に対して、不満もなく、逆に腐敗官僚を利用しているのだ。
これは、中国独裁政権が続く限り、絶対になくならないであろう。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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