明治以来1世紀以上に亘る官僚支配の政治が、今回の政権交代によって、やっと改革されようとしているとば口で、民主党トップ二人の「政治とカネ」問題で壊されかかっている。
 このことは、長崎県知事選、町田市長選でも民主党推薦候補の大敗で明確になっているのだ。
 これに対して鳩山は、「政治とカネ」の問題が影響していることを認めながらも、幹事長としての小沢の続投に期待し、小沢はも「地方選は、国選とは違う」と強気を示している。
 しかし、前哨戦といっても、地方選の敗退度(票差)が大きい場合には次の国政に必ず反映されるというのが経験的に分かっているのである。
 人心がそれになびいてしまうことによるものであろう。
 この問題は軽く見ないほうが良いことを民主党トップの二人を含めて、民主党執行部はしっかりと受け止め、しっかりと対応すべきである。
 村上新八