青梅の吉野梅郷で梅祭りが始まる、どの程度の咲き具合かがネット
ではよく分らないないので調査に出かけることにした、というのは
口実(誰に対してなんでそんな言い訳を用意する必要もないのだが)
山登りの道具を自動車に積み込んで中央高速を青梅ICに向い走る
中央高速から圏央道に接続する八王子JCTで冬枯れ高尾山が見る、
トンネルを潜り抜け遭難しかかった北高尾山陵を横に眺めて青梅ま
で到着、そこから青梅街道を走り吉川英次記念館に行く手前にある
市営駐車場にアイギス(自動車)を駐車した

地図で見るとこの先の愛宕神社というところが登山口らしいのだけ
ど、この駐車場の隣にある即清寺にも登山口の立て札が立っている
のでここから登る、お寺の境内を抜けて切り立つ斜面を霜柱がザク
ザクいう山道を歩いて行くと残雪のある尾根道にでた、杉木立に囲
まれた登山道は時々上から雪のカタマリが落ちて来るので帽子をか
ぶっていないと危ない、雪を踏みしめる感覚を楽しみながら歩いて
いると愛宕神社の奥の院に着く、ここが愛宕山の山頂らしい、誰も
居ないけど拝んでから三宝山までとぼとぼと歩く、時々思い出した
ように登山客とすれ違う、今日は午前中だけ山登りするつもりだっ
たので、三宝山で梅の公園への道を取るべきだったが、なんか時間
が早いし日の出山まで行ってみようと気が変わる、歩き出すとすぐ
に開けた場所にでて、そこは舗装された林道で梅野木峠という看板
山の斜面がゴッソリと杉木立が伐採されていて傍に杉花粉対策がど
うこうという説明書きがぶら下がっている

そこから舗装された林道に雪が積もったところを歩いて日の出山に
向うことになる、舗装道路なのでぬかるむ心配はないが歩きにくい
ようやく山道に入ると、今度は雪の坂道で往来する登山客により溶
けた雪が踏み固められて氷となりつるつる滑る、さりとて杉木立な
のでしがみ付く木の根もない場所を難儀しながら日の出山の山頂に
到着、日の出山は御岳山のとなりなので、御岳山から縦走してくる
登山客がたくさん弁当を広げたりして寛いでいる、でも山頂はぬか
るみ、天気がいいので青い空に金色の大岳山と御岳山がまじかに見
えて眺望が良いが、長居するところでもなし時間も予定を超えてい
るので、すぐに来た道を戻る、三宝山梅の公園への分岐点まで坂道
を転げるように(実際随分転んだ)戻ると、そこから琴平神社へ降
りる斜面の山道を下る、お昼を過ぎているので霜柱は溶けて泥のぬ
かるみと変わっていて靴底に着くし、滑る、転べば泥だらけになる
こと必至で神経をすり減らして降りてきた

ふもとの梅の公園は暖かな春の陽射しで梅は2分咲き、猫がひなた
ぼっこをしていて観光客も疎らな感じ、ズボンの裾とシューズは泥
だらけ、そこから裏道をのんびり歩いて駐車場まで戻る
帰りにまた八王子JCTで高尾山の場所を通る、ここに八王子SA
とかできて自動車を駐車場に置いたまま高尾山に登れるようになる
と便利なんだけどなあと勝手なことを思う

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のりたま@泥だらけのシューズを洗わないといけないので
     帰りにゴアティックスのシューズを買う(←登山する前に買えよ)