鳩山内閣の初の党首討論は、予想通り不発に終わった。
 質問に立ったのは自民党の谷垣総裁と公明党の山口代表だが、予想通りの「政治とカネ」の問題に集中、なんと全体の2/3の時間をこれに費やしたのだ。これは予想外であった。
 質問は平凡で、これは鳩山に、低姿勢で軽く受け流されてしまった。
 与謝野のように「脱税王」などと言う毒舌も吐かず、紳士的ではあったが、あまりにも正攻法過ぎたのである。
 前にこのサイトで指摘したように、「実母からのカネが入るようになった動機や入金の経路、入金口座、使途」などの質問にすれば、一味違った形になったであろうと思うが、こんな質問では、鳩山の説明の深化を促す効果もなかった。
 後の1/3の国政に関する質問はお座なりというしかない。全くコメントに値しないものであった。
 村上新八