民主党第一の実力者小沢の傀儡内閣だとして、「小鳩内閣」などという不名誉なニックネ−ムをつれられている鳩山内閣だが、このところ世論調査で内閣支持率が減り続けている。
 その理由は、この他に二つある
1小沢の政治資金がらみの問題で国民が納得していないこと
2普天間の移転問題が先送りされたままであること
 そこで、鳩山が打った手は三つである。
1事業仕分け」の責任者として成功した、小沢と距離のある枝野を行刷相に任命したこと
2小沢の責任についての発言に微妙な変化を滲ませてきたこと
3「幹事長として頑張ってください」と鳩山が言ったという小沢発言を否定したこと
 しかし、こういう小沢との距離を示そうとする対応だけで、鳩山内閣の支持率が上向くとは考えられない。
 夏の参院選に勝っては富山内閣の基盤を強化するためには、小沢の幹事長辞任と、時間を掛けた甲斐があったな、と国民が思えるような普天間問題の解決である。
 村上新八

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