池田先生が昭和52年に千葉の清澄寺(日蓮上人が幼少の頃に
修学した寺)を訪れた際のことだ。 

 池田先生は寺に到着するなり真っ先に境内にある千年杉に向かって
歩いていった。 そして千年杉の袂に立つと、その木肌を愛おしそうに
撫でながら、「久しぶりだね。700年ぶりだねぇ」と呟いたのだ。 

 これは、池田先生の魂に日蓮上人の記憶が確かに宿っている
ことを示す逸話である。 

(※この千年杉の樹齢はまだ約250年であった。)