土地取得をめぐる小沢の疑惑は消えていない。土地代3億4万円のうち3億は分かったが1億はなぞのままだ。これが水谷建設からの裏カネの疑惑を持たれているのだ。
 世論調査では鳩山内閣の支持率は急落、小沢の辞任を求める回答は7割を超えているというのに、民主党内では、その声は殆ど聞かれない。
 その理由は、選挙戦略ら長けており、選挙に強く、幹事長ポストにいる小沢に睨まれるようなことを発言すると、必ず報復を受け、冷や飯を食わされたり、公認を外されたりするから、それが恐くて、小沢にはものが言えないのだ。情けない話である。
 民主党最高顧問であった、渡邊興恒三元衆院副議長はよい例である。衆院議長になっても当然、だが、議長にもなれず、最高顧問も外されている。その理由はも西松問題で小沢を代表ポストから引きずりおとした報復である。
 民主党の重鎮で、今、小沢に諫言しているのは渡邊だけだなのだ。あとはダンマリだ。小沢が恐いからである。
 これが小沢の言う「真の民主主義」であるわけは絶対にない。
 村上新八