小沢が民主党に与えたマイナスを上げてみると少なくとも4点ある。
1.日本郵政の社長、副社長に官僚OBを任用する内諾を亀井に与え、「渡り禁止」のマニフェストにはやばやと違反したこと
2.小沢チルドレンを率いて大挙して、内閣に乗り込み、陳情の集大成として政策要求を突きつけ、政策は内閣でとの協定を破って、鳩山傀儡の印象を国民に与えたこと
3.談合を仕切るための核になる「天の声」という、田中角栄流のいまわしい違法の陋習をいまだに行なっているらしい濃い疑惑を持たれていること
4.3の疑惑について、検察から任意聴取の申し入れがあるのに、これを拒んで逃げ回り、その挙句は、自分の政治団体「陸山会」の家宅捜査にまで発展しさせたこと
 これらの問題らについては、民主党の非小沢派はにがり切っているであろうし、このところの鳩山内閣支持率の低下の一大要因になっていることは間違いあるまい。
 これでは、選挙上手の小沢といえども、夏の参院選に勝つことは出来まい。
 それよりも、政権交代でやっと緒に着いた政治改革、政治主導の動きにブレ−キが掛かることが心配である。
 この際小沢に辞めてもらって、すっきりしたほうがよい。
 村上新八