前政権の普天間基地移転合意の踏襲に素直に応じない鳩山政権に苛立つ米国は、先のオバマ訪日の際に合意した、日米同盟進化のための同盟協議を延期する旨、日本政府に通知した。
 このままでは、コペンハ−ゲンでのCOP15の際も、日米首脳会談は持たれない可能性がある。
 米国はあくまで、前政権が合意した、普天間移転に従わせるつもりなのだ。
 米国は口先では何と言葉を飾っても、「日本は従属国である」と思っている真意は、この事実で明白になったのである。
 日本の防衛に籍口した米国の世界戦略のために、沖縄住民の苦しみは、未来永劫続くのであろう。情けない話である。
 村上新八