語るに落ちた米軍の日本駐留の意味
ハドソン研究所の主任研究員、日高氏の「ワシントンリポ−ト」では、よく駐留米軍司令官へのインタビュ−が放映される。
その際、司令官は「我々は、常に日本の防衛のことばかりを考えている。我々が日本の防衛を担っていることを誇りに思う」などと述べる。
そうい云うように、決められているのであろうと思っていた。
本当にそうなら、普天間基地移転問題で鳩山政権がごたごた言うなら、「自分の国は自分で守れ」と捨て台詞を残してさっさと引き上げるはずである。
実際は、そうは出来ないのだ。それは、日本駐留が、軍備をハイペ−スで増大させて、アジアでの覇権確立を狙っている中国を牽制するために、日本の米軍前線基地が必須だ、というアメリカの世界戦略の一環だからである。
「問うに落ちず、語るに落ちた」というのは、まさにこのことである。
60年以上、いや、今後とも際限なく、同盟国の住民を基地による不安と、気が狂いそうな軍用機騒音の真下に曝し続けることは、人権尊重の国アメリカのとるべき行為であってはならないのである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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