天気予報が「土曜の午後は雨だけど、午前中なら曇りなんで、すぐ
降りてくるなら登山もいいんじゃね?」(意訳)と言うので、朝の
3時に起き出して自動車に着るものとか載せ、府中街道を北上して
青梅街道に出、そのまま雲取山目指して走る

深夜なので国分寺近辺に嫌がらせのように張り巡らされた西武線の
踏み切りも難なくスルー、対向車もいなければ同じ方向に走る自動
車も全然見当たらず、街路灯に煌々と照らし出されたアスファルト
の細い道を自動車のアーケードゲームでもするように、ひたすら、
ハンドルで追いつづけた、もちろん、ゲームと違いミスすれば道路
の淵を覆う漆黒の闇のなかにある多摩湖に転落し、ホントにゲーム
オーバーとなる

それでもなんとか、雲取山の登山口がある青梅街道沿いの「鴨沢」
に5時に到着する、そこから民家の間を通る細い路地を抜け真っ暗
な林道を「小袖乗越」という場所まで自動車で登るが、真っ暗で道
が見えない標識も見当たらないで林道の終点まで行ってしまい戻る

とにかく、登山口に到着は6時になる空が曇っているのか全然辺り
が明るくならない、というか大抵は先客の登山者の置いた自動車も
ない(こんな天気に日に登山する人はいないのかもしれない)

「早く来て駐車場を確保する」という先週開発した作戦は一応成功
しているみたいだが、そもそも、登山に適していない今日は登山客
が来ないので、その作戦は意味をなしていない

どうしてこの寒い時期に朝早くから起き出してまで登山に出かけて
いるかというと、日が短い今の時分で、日が暮れる前に下山できる
よう時間を稼ぐためなのだが、登りに6時間かかる雲取山(資料参
照値)でこの時間はギリギリの線になる、つーか、今日は午後遅く
から雨の予定もある
うーん、どうしようかな土壇場で暫しの長考、するとポツリポツリ
と雨が降り出した、ああ、これではもうダメだ、おしまいだぁ、と
チキンに結論して再び自動車に乗り込み、またぞろ青梅街道を帰る

自動車で行っていると、この辺が潔くというかチキンに驥尾を返す
ことができて便利、電車やバスを乗り継いで行ったら多分勿体無い
からと無理してでも登ってしまいそう、かくして世に憚るはチキン
ばかりとなるのでした

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のりたま@雪が降る前に登りたかった、、、
     でも無理っぽい
     雪が降るとダメな理由がまた
     自動車が夏タイヤだから
     というチキンな事情に依る