自民党は、16年前、細川政権成立で野党になった際、野党の寂寥に耐え切れず、死に物狂いで政権に復帰すべく、あらゆる手段を使って、政権復帰を成し遂げた。
 しかし、今は当時とは大きく違う。細川政権は、8党の相乗り政権で、統一も何もあったものではなかったが、今の与党は連立政権だとはいえ、その中核を為す民主党は、大政党である。
 しかも、政権交代後は、まさに革命的とも言える、真の政治主導の下での予算編成を遂行し、自民党政権時代の膿を絞り出しつつあるのだ。
 これは正に政治の抜本的変質であり、このまま進めば、自民党の再生は
おぼつかないことになるのであろう。
 もう、かっての自民党型政治に後戻りすることは国民が許さないであろうからである。  

 村上新八