行政刷新会議の「仕分け人」として参加している「政務三役」が板ばさみに状況に立たされているという。
 つまり、彼等は概算要求を出した省庁側にありながら、これを査定する仕分け人と、二股かけているから、省庁側にたって概算予算を擁護する側に廻ることが多くなったというのだ。これを族議員化と言うのである。
 官僚から何時間も何日もレクチャ−されていたら、「予算要求人から査定人になれ」と言われても、官僚側の虜になる奴も出るのであろう。
 制度設計を改めて三役は、仕分け人から外すべきだ、という意見もあるようだが、それでは完全に族議員化を公認することになってしてしまう。
 あくまで、ムダと優先順位の、仕分け人としての嗅覚、感覚、センスを磨くようにすることが、これからの三役の在り方と考え、それに徹させるべきで、族議員かの兆候が見えたら、即三役を外したほうがよい。
 それがこれからの三役の在り方だと思うからである。
 村上新八