後期高齢者医療問題を扱う全国の広域連合の80%以上が、保険料滞納者から、保険証を取り上げることを決定したという。
 この保険料は年金から天引きされるが、滞納者というのは無年金者や低年金者である。 

 これらの弱者から、保険証をとりあげれば、病気になっても、医師にもかかれなくなってしまう。
 これは、健康保険の場合だから、払えても払わないという場合もある年金の滞納とは違うし、命に関わることであるから、保険証のとり上げはすべきではない。
 保険料を払わないでも、保険で医療を受けられるから、払わないほうが得だ、などのモラルハザ−ドにつながるような問題ではないからである。
 村上新八