オバマは対話外交の限界を知って行動を
ブッシュ共和党政権の外交理念と、「敵か味方か」の二者極めつけの強硬な外交政策のチェンジをも標榜して、当選したオバマは、「対話外交」を唱えて世界の外交懸案を解決しようとしている。
これは一つの前進ではある。角突き合わせているだけでは、何も進展しないからだ。
しかし、経済制裁の手は緩めてはいないのだ。それは正しいと思う。
対話の場に引き出すためには、相手への批難もト−ンダウンせざるを得ないし、妥協もせざるを得ないことになるのもやむを得まい。
北朝鮮、イラン、中東、ミャンマ−などとの対話はこれからだが、相手は「確信犯」的な国ばかりだから、対話も困難を極めるであろう。
いい加減に妥協すれば、対話に応じる素振りを見せて、時間を稼いで、誤った信念を貫こうとする作戦である可能性も高いのである。
オバマとヒラリ−の賢明なる判断と行動を切に望みたい。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735