国民皆保険の日本では、診療は基本的には、保険適用がなされるが、高度先進医療などで、まだ保険的適用されないものもある。
　このような診療を受けると、それが診療の一部であっても、すべての診療を患者が自己負担することになっている。
　これは今民皆保険の主旨に反するものである、未認可の診療のみを自己負担として、他は保険適用すべきものだと言う問題が、国を相手に裁判で争われ、一審では勝訴したが、高裁では逆転して国が勝訴した。
　これは明らかに、国民皆保険の主旨の反する疑問判決である。
　これについて、長妻厚労相は、「国の主張が認められたものだ」としか言わなかった。 

　年金問題で、国民本位の闘いを続けて、評価の高い長妻の発言とは合点がゆかぬ不適切発言である。
　村上新八