中東和平へのオバマの戦略はあるのか
対話と国連重視のオバマは、安保理議長として「核なき世界」決議の全会一致に成功、国連総会でもアメリカを敵視するベネゼラ大統領、リビアのカダフィ大佐から好意的な言葉を受けるなど成功裡に終えた。
ただ、中東問題では、イスラエル、パレスチナ両国首脳と各1時間も会談したが失敗した。
イスラエルがヨルダン川西岸への入植凍結に合意しなかったことが原因である。
この問題は、イスラエルとガザのハマスが鍵である。
ハマスに武力攻撃をやめさせるためには、イスラエルのバレスチナ占領地からの撤退が最低条件であろうが、それにイスラエルが応じない限り、ハマスはイラン、シリアの支援を受けて永久に武力によるイスラエル攻撃を断続させるであろう。
中東和平の成否は、オバマがネタニヤフにヨルダン川西岸からの完全撤退を認めさせ得るが否かにかかっているのである。
村上新八
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735