「拉致被害者家族会」が自民参議の中山恭子拉致問題担当首相補佐官の
続投を求め、河村官房長官もこれに賛意を示し、その旨を民主党へ伝える
のだという、
世界は今拉致問題よりも遙かに重要な核問題に大きな関心を寄せている、
自民独裁長期政権を洗い流す大目標に向かって課題が山積する民主党は、
一気に無我夢中の多忙な修羅場を迎える。そのような状態にあるときに……
この家族会、一体何様のつもりだろう、

中山恭子が、この数年以上もの間、拉致被害者の一人でも救ったという
実績があるならまだ話はわかる、
そうした事実もなければ、今後に展望を開いたわけでもない、
単に、自分達のお気に入りだというだけで、国民が選んだ政権の人事に、
くちばしを入れる家族会、またなんという思い上がりだろう、

中山自身、家族会との内々の打ち合わせがあってのことか、
どうもそうとしか考えられない、とすれば、この人間の人間性もまた
大いに疑問としなければなるまい、

河村も河村だ、大惨敗を喫し、しかも、拉致被害者の一人も救出できなかった
麻生自民内閣の元締め、その張本人が、さも拉致問題の解決者でもあるが如く、
民主党内閣の官邸人事に、自民参議を入れろ、などと言う生意気な口をきく、
事務の引き継ぎ手続きを超えた前代未聞の奇態事と言えよう、