それまでの選挙公約に代わってイギリスの真似をした「マニフェスト」が導入されてから大分経つが、未だに定着したとは言えない。
 以前の自民党のマニフェストについて、今回は自民党自身で、ABCの3ランクで採点をしたようだが、何か手前味噌で、高評点をつけているようである。
 これに対して民主党の岡田幹事長は、全体としては、20−30点だ、と手厳しい。が、どちらも適切ではないであろう。
 こういう評価は、あくまで、与党でも野党でもない、第三者機関が実施すべきものである。
 その前に、マニュフェストといえる条件を明確にしておかねばなるまい。そうしないと、きちんとした評価が出来ないからである。
 それによって、はじめてマニュフェストがまともなものになるのではないか。
 村上新八