国連決議の禁輸武器を積載して北朝鮮から出港したカンナム号を米軍が追尾していた。 

 カンナム号は黄海から東シナ海を南下、マラッカ海峡を通過したところで、急に回れ右をして、どうやら北朝鮮に帰るらしいという。
 目的地はミャンマ−だったようで、米軍の執拗な追尾にたまりかねて、ミャンマ−の軍事政権が、武器輸入がばれる虞があると判断して、輸入をキャンセルしたものかも知れない。
 積荷の検査には至らなかったが、この米軍の海空軍を動員しての正義のスト−カ−行為は成功したのだ。
 それにしても、ミャンマ−と北朝鮮の関係、ミャンマ−の軍備強化の目的には注意を払う必要があるということだ。
 村上新八