もう、何をしても国民に信頼されていないことを
痛いほど感じ取っているはずの自公政権。

どんなにがんばっても支持を広げることができない
ことを認めたとして、それでも自分たちが優位に立つ
ために打ってくる手は

”野党票の分断”

でしょう。

総選挙は夏にあるというのが一般的な見方なようですが
夏には今年話題になった映画「蟹工船」が封切になります。

「蟹工船」は民主党よりはむしろ共産党のほうが有利に
なる材料です。

つまりは、自民党にとっては敵の敵は味方という論理で
共産党に民主党叩きをさせたり共産党が有利になる
ようなことをすれば野党票が分断されて結果的には
自民党が相対的に有利になるという戦略です。

共産党はどんなにがんばっても政権を獲ることは
ありえませんから、野党票を共産党が食ってくれれば
自民党が比較第一党を確保できる可能性もあると
考えて共産党に甘々な政策をとってくる可能性も
あります。

また、渡辺喜美や平沼氏などをマスコミが積極的に
取り上げることで相対的に民主党の票が分散してしまって
自民党が漁夫の利を得るということも考えられます。

簡単な話、共産党やその他のいわゆる”第3極”なる動き
はすべて政権交代を阻むもの以外の何ものでもありません。

日本にきちんとした民主主義を定着させるには何よりも
政権交代を実現させることが第一であって、そのためには
どんなことがあっても自公政権を延命させることはあっては
ならないと考えます。

次期総選挙では”政権交代”の観点からどの候補に入れる
のがそれを実現するためには有利であるのかを考えて
有権者は投票行動を決めてほしいと思います。

まずは ”政権交代” を機能させること。

これこそが初めの一歩なんです。