真木子です。
「ミスター・ブレイン」と聞くと、キムタクより大月ウルフの姿が思い浮かん
でしまう・・・

第18話「サボる響鬼」

○森の中を歩く士、ユウスケ、夏海。
士のコスプレは、ピンクの道着にリーゼント?
9つ目の世界。これで旅が終わるのだろうか。
だが、おじいちゃんは言っていた:-)「旅の終わりは、旅の始まりと言います
からなあ」
妖怪でも出てきそうと言う夏海に、この世界ではそういうのを魔化魍というと
説明する士。もうそこにいる、と示した先に、カッパがいた。
「危険です!さがってください!」叫んでカッパに飛びかかっていく少年。宇
宙服みたいな恰好ですが、服だけ鬼のつもり、なのか?
苦戦する少年をユウスケがかばい、士は変身。“ディケイド”ではなく“門矢
士”の筆文字。
意外に素早いカッパに、ディケイドはカブトに変身。クロックアップして一瞬
で撃破し、変身を解く。
驚嘆する少年は、アスム。彼の師匠がヒビキだと聞き、案内してもらうことに。

○河原のデッキチェアで寝ているアロハシャツの男。
「おまえがヒビキか」
「お〜、その薄紅色の道着。音撃道、伝説の師匠が着ていたもの」
音撃道とは、清めの音によって魔化魍を倒す武道である。
「つまりこの世界での俺は、その、音撃道の大師匠、というわけか(^-^)」
そこに、魔化魍出現の知らせ。
「では、さっそくよろしくお願いします、大師匠」
さらっと頭を下げて、自分はまた寝るヒビキ。
「駄目ライダーってのもいるんだな・・・」士も時々似たような態度ですけど。

○バケネコ3体。
トドロキを先頭にした一団が到着。「音撃道、斬鬼流師範、ザンキさんっす!」
奥から「鬼だ」と名乗って現れたザンキ、左腕の音鍵を鳴らし、電光とともに
変身。
「音撃真弦、烈斬!」ギターを渡すトドロキ。
そこに別の一団。よく見ると女の子ばっかり。「音撃道、威吹鬼流師範、イブ
キさんです」
バラの花びらと共に歩いてきたイブキ、音笛を鳴らし、竜巻とともに変身。筆
文字のバックにもバラ一輪、でもタキシード仮面ではありません:-)
「音撃管、烈風!」トランペットを渡すアキラ。
魔化魍に向かっていく鬼たち。
「音撃斬、雷電斬震」「音撃射、疾風一閃」
士たちが到着し、バケネコ2体を倒す音撃の威力を目撃。
残るは1体だが、どちらが倒すかで揉め始める。弟子たちが2人を引き離す間
に、士に向かってくるバケネコ。
「しょうがねーな。変身!」筆文字、読めないっす・・・
呆気にとられる一同の前で、あっさりと魔化魍を撃破。
「おまえか。世界の破壊者ディケイドというのは」
変身を解く士、「いや。俺はおまえらの大師匠らしいぜ」
ザンキとイブキも変身を解く。ちゃんと黒子さんばりに幕を持ってきて裸シー
ンを隠す弟子たち(笑)
ザンキは士の言いように反発するが、イブキは、
「面白い人だ。おまけにその美しい顔立ち。わが威吹鬼流にふさわしい」
ティ―タイムの誘いに応じて、女の子たちに囲まれて去る士。夏海とユウスケ
は置いてけぼり。

○林の中、板を太鼓に見立てて“鍛えて”いるアスム。
そこに来たヒビキは、やめろやめろと撥を奪って投げ捨てる。
「ヒビキさん、いったいどうしちゃったんですか?最近おかしいですよ。まっ
すぐ僕を見てくれないし、鍛えてもくれないし!」
近くの木の陰に海東。お宝を狙って見つめるは、ヒビキのリュックサック。
だが、近づこうとした瞬間、ディスクが飛んできて、海東をかすめて木の幹に
突き刺さった。
今日はやけに客が多いとつぶやいたヒビキ、
「そうだ、ちょうどいい、少年。たった今、おまえを破門する。新しい師匠は、
あの人だ」
抗議するアスムと厳しい顔の海東を置いて、さっさと立ち去る。
「・・・おじさんのくせに、隙がないね」

○IBUKI LESSON STUDIO。オシャレ〜
イブキ、士、アキラでティータイム。
音撃道秘伝の巻物を見せてくれるイブキ。暗号のようなものが書かれている。
よく見えなかったですが、『首は之なり』だそうです。
巻物は3つの流派それぞれが持ち、そこには音撃道の真の宝が隠されているら
しい。
イブキの夢は、威吹鬼流が音撃道の頂点に立って、その宝を手に入れること。
「だいたいわかった。まずは斬鬼流でもつぶすか」
弟子を助けるのが大師匠の務めって、大師匠なら他の流派も弟子でしょうに。

○海東に巻物のことを説明するアスム。
かつて音撃道はひとつだったが、3流派に分かれた時、巻物も3つに分かれた。
「巻物なんて、どうでもいいんです!それよりも、僕はずっとヒビキさんの弟
子でいたかった」
そっけなく相槌を打つ海東。なにやら紙を広げて見ている。
「なにをやってもダメな僕に、ヒビキさんだけは、才能があるって言ってくれ
たんです。鬼になる才能が」
破門されて、それも不可能になったと落ち込むアスム。とりあえず斬鬼流と威
吹鬼流の巻物を奪ってくると言いだす海東に、そんなの無理に決まってると言
う。
「どうかな?やる気さえあれば、不可能なことなんて、この世にはないと思う
けど」
「そういえば、ヒビキさんも同じようなことを・・・」
「まずは動かないとね。動けば何かが始まるさ!少年君」
「・・・はい」
珍しく親切にいいことを言ってるんだけど、それで実際にやることが“お宝を
奪う”だからなー。

○斬鬼流弦闘道場。
太鼓も置いてあったりするけど。
巻物(こちらは『立つ日なり』)を見ていたザンキが立ち上がる。
「斬鬼流の立つ日が来た。音撃流の頂点に立つ日が」
押忍!と腕を振った拍子に落ちたのは、アキラちゃんの写真。慌てて取り返す
トドロキ。「自分は、片思いなだけっす。禁断の愛っす」
たわけ!と殴られたところで、
「たのもーう!」海東が道場破りにやってきた。「ザンキって人は、どれ?」
かかっていったトドロキが軽ーく投げられ、殺気立つザンキたち。
「はい、そこまで。僕の腕を、買ってもらえないかな(^^)」

○また河原で寝転んで、花を見ているヒビキ。
アスムが来て、もう一度弟子にしてくださいと頼みこむ。
「・・・俺は、鬼を引退する。響鬼流は、俺の代でおしまいだ」
「そんなの勝手すぎます!僕はヒビキさんと出会って、初めて、真剣に打ち込
めることに出会えたんです!」
「鬼なんて、真剣に打ち込むもんじゃない。もっと人生は楽しむもんだ」
じゃあな、と立ち去ろうとしたところに、テングが現れた。変身をためらった
ヒビキはアスムを連れて逃げだすが、ジャンプして襲いかかってきたテングに
投げ飛ばされた。
それを目撃したユウスケが駆け寄る。

追おうとした夏海の前に、鳴滝。
「ディケイドはすでに9つ目の世界を訪れてる。ディケイドがすべての旅を終
えた時、世界は破壊される」
「そんな・・・。私は、ディケイドが9つの世界を旅したら、世界は救われる
って聞きました」
「君は何もわかってない。なにも」だったらわかりやすく説明してくださいよ。
鳴滝をにらむ夏海。

首を絞められているヒビキを見て、ユウスケはクウガに変身。筆文字は“空我”、
これはわかる。
テングを蹴り飛ばしてヒビキから引き離し、戦うが、結局捕まってこちらも絞
めあげられる。
それを見たヒビキ、やがて意を決して立ち上がる。音角を鳴らし、青白い炎と
ともに変身。テングに飛びかかると、激しい攻撃で圧倒。火炎鼓を貼りつけ、
「音撃打、火炎連打の型!」叩く、叩く、叩く!
みごと魔化魍を退治。だが、直後に苦しみだす響鬼。
心配するクウガ。夏海も来た。
響鬼の全身から青白い炎が噴き出し、牛鬼に変化!クウガを突き飛ばす。

○真っ黒のカードに眉をひそめる士。
そこに、斬鬼流から威吹鬼流への果たし状が届いた。だが、士は小さく描かれ
たディエンド印に気付く。

同様の果たし状が、斬鬼流にも届いていた。

というわけで、野原で対峙する2流派。
「内輪もめを繰り返していては、音撃道に未来はありません」
「じ、自分も同感っす!」
アキラたちの思いは無視して、イブキが「お願いしま〜す♪」と呼んだのは、
士。当然、ザンキの背後からは海東。
「士、いいかげん僕の邪魔はやめたまえ」
「海東。おまえこそ、何が狙いだ」そんなの、自明だと思いますが。
両者変身。音撃道とはなんの関係もない、バーコード男同士の格闘。
『アタックライド、インビジブル』
ディエンドが消えたのに驚いていると、両陣営から、巻物がなくなったという
報告が。
「それがおまえの狙いだったのか」ディケイドが指さした先で、
「武道家のくせに、脇が甘いんだよね」とディエンド。
巻物返せ、と変身する斬鬼、威吹鬼。ディエンドは電王を召喚。
「痛みは一瞬だ」
「俺、さんじょ――ぐあっ!」モモタロスに変形。筆文字は“桃”。
「・・・この野郎、最後まで言わせろよ!」召喚者に文句をつけるとは、さす
がモモというべきか。
「ほら、行けって」
言われて振り返ると、「なんだなんだ、鬼だらけじゃねえか。あ〜気持ち悪っ」
じゃあね、と去るディエンド。とりあえず鬼たちに突っ込んでいくモモ。

○ヒビキを捜すアスム。
ヒビキのディスクが落ちているのを発見。
騒ぎに気付いて見ると、ディケイド、モモタロス、斬鬼、威吹鬼が乱闘中。
そこに牛鬼が突っ込んできて、ダメージを受けたモモタロスは消える。
弟子たちに加わるアスム。「伝説の魔化魍、牛鬼です!」
斬鬼、威吹鬼もダウン。
残ったディケイドは、「牛には闘牛士だ」いまいち分からんけど龍騎に変身。
赤布を出して、「さあ来い!」



響鬼流の巻物には、「車は八、又は手なり」とか書いてあるんですかね。

次回で第1ラウンド終わり。鳴滝さんもだいぶ焦っているようです。
鳴滝が作った世界がディケイドに壊されて作り直されるとか?
名前的にはディエンドのほうが世界の終りですが。

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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp