世襲議員は裏口入学のようなものだ
自民党選対副本部長の菅議員が火をつけた「世襲場員問題」は自民党に4割近くいる世襲議員の間でくすぶりはじめている。
いろいろ屁理屈を言ってみても、親父のジバン、カンバン、カバンで易々と当選してきたのだから、コネを使って裏口入学したようなもので、アンフェアな当選であることは間違いあるまい。
小泉純一郎元首相は、今期限りで、国会議員は引退することを表明した際、次男を自分の選挙区から立候補させる、と述べた。
その際「親ばかと思われるであろうが、ご勘弁願いたい」と言った。
つまり、世襲という甘やかしたやり方で国会に出すことを恥ずかしいと思って言ったのである。
これが政治家の本音なのだ。
封建時代なら世襲は慣習化していたのだが、日本の民主主義は、まだ封建色が取れていない証拠である。
本当に政治をやりたい二世なら、他の選挙区から立候補して堂々と選挙民に訴えてみるべきである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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