朝日の4日朝刊に、「官僚の『天下り』と『わたり』の問題について、官僚のトップ副幹事長として、8年間にわたって7内閣で努めた石原信雄が記者のインタビュ−に答えている。その官僚特権擁護の本音を探ってみよう。
 「一般行政職の官僚は、50歳前後から『早期勧奨退職』で辞めていのは官僚の活性化のためである」
・これは活性化ではなく、上に昇格できなかった官僚に「天下り」という残念賞を与えることと、次の年次の官僚を年次序列で昇格させて年金額を増やしてやるためである。
 「『天下り』を否定したら、退職後が心配で気持がそっちに向いてしまい、不適切な行動をとることになりかねない、退官後の安定があるから全力投球できるのだ」
・仕事そっちのけで、退職後の仕事探しにかまけていまう、と言わんばかりの発言だ。民間ではそんなことはできないし、許されない。官僚はそんなことも許されるのか。呆れはてた「甘え」ではないか。
 「『天下り』『わたり』という将来の保障がなくなったら、公務員に対する魅力がなくなってしまう」
・首にならないという生活の安定とカネ稼ぎのために公務員になるのだ、という本音が出た発言である。こんな奴等ばかりだからろくなことをやらないのだ。
 これが正論だと思って発言しているのだろうが、民間の会社員では考えられない特権意識丸出しの甘え発言だ。
 やはり、民主党に政権交代して、思い切った官僚制改革をしてもらう必要があるのだ。 

 村上新八