アラブ22カ国からなるアラブ連盟の首脳会議が開幕したが、エジプトのムバラク大統領ら4カ国の首脳が欠席、会議ではリビアのカダフィ大大佐がサウジアラビアのアブドラ国王を「英米の代理人」だと批難して退席するなど、深刻な亀裂状態を露呈する始末だ。
 一方、イスラエルでは先の総選挙の結果、対パレスチナ強硬派のネタニエフが首相に就任、右派をたばねる連立多数派を形成した結果、パレスチナ問題は、話し合いさえままならぬ態勢が成立しているのだ。
 こんな状況の下でのアラブ連盟の亀裂は、中東和平を益々遠のかせ、イスラエルを利するだけの愚行と言わざるを得ないのである。
 オバマ外交にとっても大きなマイナスである。
 村上新八