朝日新聞によると、東北地方の公共工事では、陸山会が「天の声」を出して、それをベ−スに、鹿島が仕切り訳になって、受注調整をしていた、というる。
 「天の声」とは、その地域で絶対的な力を持つ人、たとえば県知事とか地方政治を取り仕切っているボスが、受注業者を指名して、業界の仕切り役に通告することで、それには逆らうことができない不文律になっているものを言うのである。
 「天の声」のやり方は、20年以前くらいまでは土建業界で、一般的に行なわれていた典型的な談合パタ−ンの一つである。
 こんなことが、未だにやられていたというのは驚きであり、「本当かいな?」と疑問を差し挟みたくなるくらいである。
 小沢が指揮をとっていたことは考え難いが、秘書がやっていとしても、これが本当なら、こんなことは長年慣習化し、そのやり方が定着ていなければ、やれないことであるから、小沢は、その長年にわたる管理、監督責任をとって代表のみならず、議員も辞職すべきである。
 村上新八