民主党の小沢代表は、日米同盟は重用であるが、駐日米軍は海軍だけでよい、と記者団に述べたという。これに大賛成である。 日本の軍備費は米、英、中国に継ぐ世界第四位であり、核兵器を持たないだけで、軍事力は世界有数である。こんな国が自国を自力で防衛できない、ということは言えまい。 戦後65年にもなって、米軍占領時代と基本的には変らない形で、米軍基地を提供しているのは日本だけではないか。 米ソが大陸間弾道核ミサイルの照準を相手国に向けて対峙していた冷戦時代ならともかく、テロとの戦いが主となっている現代で、陸、海、空、それに海兵隊のフル駐日は不要であるだけでなく、日米とも、その財政負担が大き過ぎるし、基地の存在にによる現地の治安問題、騒音問題も大きいのである。 米海軍は、原潜もあり、ミサイル防御能力を持つ軍艦もありで、隣のならず者国家「北朝鮮」に対するにらみとしては、これで十分だと思う。 政権交代で、この小沢案を是非日米で検討し、実現することを望みたい。 村上新八