ヒラリ−の対中国遠慮会談が超大国外交か
日本、インドネシア、韓国、中国と歴訪したヒラリ−米国務長官は、最後に訪問した中国では、外相、首相、主席と会談した。
その内容は、金融危機、安全、米中協力、気候変動の分野に及び、様々な合意を取り付けたようである。
米中関係を最重視する民主党にとっても実り多い会談であったであろう。
が、チベット問題や人権問題には踏み込まなかったという。中国の機嫌を損ねまいとしたのであろう。
同じ紙面には、一時帰国中に、国家分裂罪で逮捕されて有罪になり、11年の刑期を終えて釈放された東大大学院生の新疆ウィグル人が、釈放後もどこかえ連れ去られた記事がのっているのだ。
日本に帰化して日本に住む彼の妻の、「日本に返して欲しい」という妻の願いは無視された、というのでである。
このような人権無視の中国に遠慮してしかものを言えないような外交姿勢は超大国の名に恥じるものである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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