KGB出身大統領のプ−チン政権以来、ロシアで反政府ジャ−ナリストゃ人権弁護士の暗殺が頻発している。
 この1月には、人権弁護士と、彼にインタビュ−をした帰りのジャ−ナリストの二人が拳銃で射殺された。
 これは最近の事件だが、ロシアでは1993年以降、外国人も含めて、200人もの反政府系ジャ−ナリストや人権弁護士が行方不明や暗殺されているのだ。しかもその殆どは迷宮入りである。
 そのほか、07年には、反政府の亡命実業家がロンドンでロシア人の刺客によって毒殺された事件については、ロンドン警視庁による犯人引き渡し要求に応じてしない。
 政府に批判的なテレビ局は1局もなく、新聞社、ラジオ局も1.2しかないのである。 

 つまり、ロシアは、政府に批判的な言論は一切封殺し、それに抵抗する者は刺客を差し向けて暗殺してしまう、というスタ−リン時代の反政府言論封殺の伝統を温存している暗黒国家なのだ。
 村上新八