自民党の非主流派の中川(秀)氏が「新しい旗」を掲げるという宣言をした。
 中川(秀)は、福田総理辞任に伴う自民党総裁選で、小池百合子を立てて戦ったが、今回の「新しい旗」宣言は、、その頃から満を持していたことであろう。
 そればかりではない、先に野党提出の「解散決議案」に自民党でただ一人賛成起立した渡邊喜美議員が自民党を離党するなど、分裂がいよいよ現実のものになってきた。
 中川は「新党」とまでは言ってはいないが、これで自民党分裂は必須であり、泥舟化した自民党から、慌てて逃げ出す鼠も増える一方であろう。
 中川は、「新しい旗」の政策としては、環境、教育、医療などに力点を置く、と言っているが、目新しいものではない。
 小泉改革の継続と、言わないのは、その負の面が大きく認識されてきているからであろう。
 中川一派がどのくらいの勢力になるのかは、分からないが、自民党は分裂を企てた中川派を公認はしないであろうから、事実上の分裂選挙になり、民主党は「漁夫の利」を得ることになろう。
 政権交代はいよいよ近づいて来た。
 村上新八