国連事務総長の再三に停戦勧告や、フランスのサルコジ大統領による2日間の人道支援補給のための停戦提案にも拘わらず、 イスラエルのガザ爆撃とハマスのロケット砲撃は続いてい 
る。
 イスラエルの爆撃によるガザの死者は500名を越えるのではないか、それに対してハマスのロケット砲撃によるイスラエル側の死者は一桁というのは解せない。
 イスラエル政府が、国民に動揺を与えまいとして隠している可能性もある。
 この戦闘は、ハマスが先に仕掛けたというが、その原因は、停戦期限が来たことと、イスラエルによるガザの封じ込めが厳しく、人道支援物資も途絶えたことによるハマスの暴発だ、と伝えられているが、それも解せない。
 軍事力では圧倒的なイスラエルの報復を受けたらひとたまりもないはず、何故国連やアラブ諸国に助けを求めなかったのか。
 アメリカがハマスを「テロ」と決め付けているために、ガザ住民への支援はイコ−ルテロ支援になりかねない、と思うから、助けを求めても応じてはくれない、とでも思ったのか。
 ハマスはガザの住民を道連れにしてジハ−ド玉砕でもするつもりなのか。
 国際社会は、金融危機の真っ只中で、それどころではない、かも知れぬが、何とかできないものか。
 村上新八