中国で、メラミン入りの牛乳を飲んで腎臓結石を発症した乳児は29万人を超えている。
 この事件で、被害者の保護者が、メ−カ−である「三鹿集団」を相手取って損害賠償の提訴をしたが、裁判所は受理を拒否しているという。
 その一方で、製品回収などで被害を受けた取次ぎ業者、数百社に対しては、債権の6割までを保障する決定を下しているという。
 これは、一体どうゆうことなのか。
 これは、単なる人権問題を超える理不尽極まる話である。
 「三鹿集団」は、裁判官に賄賂でも贈ったのか、と疑いたくなる。
 昨年日本で発生した「毒入り餃子事件」も未解決のままだ。
 中国政府は手を拱いて傍観するつもりなのか。
 村上新八