もはやあれこれチョコマカやっていてもどうにもならぬ。
世界経済は、いまだ経験したこともない空前の大収縮期へ。

“新自由主義”“グローバリズム”は欺瞞に満ちた大国の論理、
この論理を振り回した大国自身がその陥穽にはまっちまった。
日本の政治家も学者も評論家もタレントも、どいつもこいつも
(最もは小泉内閣)このレールにのっかって拡大再生産を謳歌し続け、
経済は限りなく成長するものであるかの如きバラ色の幻想を振りまき、
これでもかこれでもかと、膨大な宣伝量で消費者の心理をくすぐり、
次々と新式のものを開発しては売り込んできた。
でっちあげられた無価値な商品も、白々しく世界を闊歩した。

騙されやすい小市民は、可処分所得が増え続けるものと思いこまされ、
疑いをさしはさまずにローンを組むなどしてどんどん買いまくった。
家のなかにはガラクタがあふれ、軒下は廃物だらけで足の踏み場もない。

他方、工業部門の膨張によって第一次産業人口は数%にまで落ち込んだ。
工業生産の不況による余剰労働力を吸収できる一次産業さえ滅んだ。

大量生産→大量消費→大量廃棄→自然破壊→環境悪化……
人類の愚行のなれのはてへ向かって次々に引火波及&破滅へ……

学者も政治家も評論家もタレントも、日本中誰一人として
このようなことになるのを予測し、予告し、警告した者はいない。
大学教授(特に経済学教授)の多くが、そして彼等が唱える経済理論なぞ、
糞にも役立たない。
ああでもない、こうでもないと、ペチャクチャクチャベルの、やめろ!
したり顔で話す、そんな、どいつもこいつもみんな、消えてくれ!

政府予算案の原案、3年後には“景気回復”(消費税上げ)と見ているが、
なんとまあ、救いようのない頭の悪い連中だこと。